05.05.20 南島へ
フェリー乗船口
フェリー乗り場を探すのに手間取って、埠頭やフェリー本体を撮影することが出来ませんでした。これは乗船口です。

 20日朝。雨です。9:30発のフェリーに乗るため、8:15に宿を出る。狭い土地ですから埠頭はすぐ分かると高を括っていた。これがトンでもない間違い。ここだろうと目星を付けて行った所では「ここは違う。アッチだよ」と。そこはトラック専用の埠頭らしかった。一旦公道に出て戻ります。大方の皆さんには分かって頂けるでしょうが、埠頭の入り口というものはどこでも、倉庫などが並んでいてとても分かり難い。おまけに人も居ない。たまたま駐車場らしき所に人が見えた。家内に聞きに行かせます。でも交通整理に忙しくて相手にしてもらえない。家内に行かせた私も悪い。

 当ても無く走っていたら「Linx・Bluebridge」という建物が見えた。今度は私が行く。客は一人もいない。中から職員が出て来て「何日の予約ですか」と言う。「I have no reservation」。「それならInterislanderですよ」。街の北の外れ。後で「歩き方」を見たらリンクスは高速フェリーの会社。毎日は運行していない。だから客が居なかったのだ。ともあれ教えられた埠頭へ急ぎます。

 インターアイランダー乗り場に着いた。ここで車を乗り捨てる。だけれども、何処に車を置けばいいの? Heartsのオフィスが無い。乗り場対面にあった駐車場の番人に聞いた。小さな番小屋によくもまぁ入れたなというくらいの大男です。何か言うのですがこれがサッパリ分からん。大体NZ人の発音はよく分かりません。なんて言うとさも私がいっぱしの英語使いみたいですが、そんなことはない。中学生レベル。ですが、NZ人にはオーストラリア人と同じ訛りがあって、とても聞き取り難い。おまけにこの小錦級の男はフィジー系かな? まともな英語ではない。身振りで後ろを指す。駐車場を覗いたらそこに「Herts」と書かれたスペースが。なるほど。ここに置くのか。

 一旦乗り場前まで行って家内と荷物を降ろし、駐車場に戻って車を置きます。Auckland→Wellington。単純計算で647km。実際は700km強走ったでしょう。なかなかいい車でした。車の鍵を番人に渡そうとしたら「No」と言う。えー! じゃぁどうすんの? また「○?×?▼?□・?」と喚く。辛うじて一言、「Arrival」と聞き取れた。乗り場の建物は「Departure」、「Arrival」と別れている。「到着棟の方へ行け」ということか。そこまで結構距離があります。でも仕方がない。走って行った。真っ暗な建物の中にHertsやAvisなどレンタカー会社のカウンターがあり、係員が立ち話をしている。客は一人もいない。Hertsの係に鍵を差し出したら「Oh! Thank you very much」。一言でお終い。車の点検などしません。後で考えたら、車に鍵を付けっぱなしで駐車場に置いても良かったのかも知れない。

 大急ぎで出発棟に戻った。家内がチケットを買ってあった。1人90$。大荷物は預けて早々に乗船します。ヤレヤレ大汗かいた。結局のところ、ナビゲーター役の家内に任せっ放しだった私が悪い。前日に実地に検分しておくべきでした。その暇はあったのだから。

フェリーの航跡
 船は多分排水量1万トン以上でしょう。大きくて綺麗でした。南島ピクトンまで所要時間約3時間。そのうち外海(海峡)を走るのは2時間程度。左写真はもう海峡を渡って南島の細長いフィヨルドに入ってからのものです。 ピクトン港

  (上右写真)。ピクトン港。フィヨルドの最深部にあります。樹の間に見えるのが乗って来たフェリー。

 ピクトンはフェリー埠頭以外は本当に何も無い所。まぁそうは言っても南島の入り口ですから、レンタカー会社のオフィスだけは船を降りた所にズラリと並んでいる。ここのHertsで車を借りる。名前を言う。すぐ「あの白い車です」。「満タンのガソリン安くしときます。いいですか?」。「ここに少し傷があります」。「保険はフルカバーしますか?」。OKと答えると、そのサインをさせられて手続きは終わり。昼飯取れる店を聞いて車に乗る。今度はトヨタのカローラです。メーターは24418km。

 Hertsから目と鼻の先の店でサンドイッチとコーヒーの簡単な食事を済ませ、今夜の宿泊地ネルソンに向かいます。ほんの数軒のレストラン、ロッジが並ぶ通りを抜けるといきなり田園。それこそアッと言う間もありません。ネルソンは地図で見ると、ピクトンのほぼ真西になります。

 「歩き方」によればこの辺はドイツ系移民が葡萄を持って来た。だからワインセラーが多いのだとか。確かに葡萄畑がチラホラと見える。道は大体において小さな谷間を走る。クネクネ曲がる川沿い。日本の松に似た樹もある。片側1車線を100キロのスピードですから緊張します。今度の車は乗り心地が余りよくない。道路の凹凸を忠実に拾う感じがする。すれ違い或いは追いついて来る車には四駆やピックアップが多い。地元の農家の車ではないか。

ネルソンの手前で (左写真)。やがて山にかかります。

(右写真)。 鈍く光る海が見える。その先に微かに北島の山々が。海沿いの道に出て暫く走るとネルソンの入り口。
ネルソン近郊の海岸
 
ネルソンの中心部を望む
(左写真)。海沿いの道から直角に左に折れてネルソン市街に入る。時に午後4時。ウエリントンは雨でしたが、こちらは晴れ。とっつきにゴテゴテした建物が無いせいか、まことにサッパリとした清潔な町という印象です。
(右写真)。こういう新しい大きなモーテルが目につく。オフシーズンですから空室が多いみたい。このモーテルはおそらく1泊150$はしますね。
新しいモーテル

 先ずYHAに行ってみた。ドミトリーしか空いていない。「後から客が来なければ個室と同様に使えるよ」と言うけれど、採光が天窓だけで暗いからここは止め。フト思いついて、紛失したYHA会員証の再発行が出来るか聞いてみた。NZで使った実績があれば可能だと。Aucklandで使ったと言ったら、すぐコンピューターで番号を調べて臨時のカードを作ってくれた。反応が早くて親切。こういう点、NZはとてもいいですね。なお、正式の再発行は最初発行した所でないと出来ないのだそう。

 この後2軒ほど回りました。帯に短し襷に長し。仕方なくTourist Informationへ行った。ところが表に「閉鎖しました」と張り紙が。驚いた。後にも先にもNZでTourist Informationが機能していなかったのはここネルソンだけでした。
泊まったロッジ
 その後紆余曲折があり(子細は長くなるので省略)、結局(左写真)のロッジに泊まることに。2階の右端の部屋。1泊70$。朝食1人4$。つまり、B&B(Bread & Breakfast)です。左に見える白い車が私のカローラ。
ジョージアさん

(上右写真)は家主のジョージアさん。アイルランド人だそう。だから彼女の英語は分かり易かった。なぜここに居るのか。たまたま結婚した相手がNZ人だったの・・・と言っていた。

 目的地に着いてから宿を探すのは確かに面倒くさい。私がよくても家内が気に入らないことも。その逆もある。だからツアーの方がいいという人が多いのも分かる。けれども、こうして探して歩くとその過程で色々な発見がある。それがお仕着せのツアーでは味わえない旅の面白さです。

 車のメーターは24559km。今日は141km走ったことになります。
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