05.05.22 西海岸を走る
One lane bridge
One lane bridge。 大都市などのごく一部を除きNZ全島の橋は殆どがこのように1車線幅になっている。

 2泊したネルソンを後に、西海岸ウエストポートに向かいます。朝9:10発。曇り。気温18度、湿度65%(車内)。

 道は山間部に分け入る。人家は稀になりますが、道路は片側1車線ながらキチンと保守されている。北島から既にそうでしたが、橋は殆ど1車線幅です。路面に先ず「ONE」。次いで「LANE」。そして「BRIDGE」と3段階に分けて書いてある。橋の手前に停止線があり、そこで対向車が無いことを確かめてから進入する。もし対向車があれば、その車が渡り切るまで待つのです。最初出くわしたとき、その橋が例外かと思った。次第にどこも同じと分かってきて、「何故だろう」と疑問が。結論は「この国はお金が無い」。だから必要最低限幅の橋しか作らない。つまり良い意味のケチ。しかし、それが知性というものではないか。四国に3本も大橋を架け、大赤字を垂れ流す方がおかしいのです。

 NZを走っている車のこと。私にNZ旅行を勧めてくださったSさんは、8年くらい前にやはりレンタカーで旅をされた。そのときの車は外車だった。だからとても乗り難かったそう。今ここNZを走っている車の80%は日本車です。トヨタ、ニッサンがここではほぼ拮抗している。次いでホンダ。案外の健闘が三菱。マツダ、スズキもスバルも見掛けます。外車はフォードにプジョー。アウディにBMWくらい。

 山中のマーチソンという寒村で南島最初の給油。1リッター1.26$。ネルソンでは1.20$でした。やはり田舎へ行くほど高くなる。この辺から道は下りになる。途中、道路から谷へ半分ズリ落ちかけている車を見た。ホンダでしたね。脇に若者が立っていました。何であんな風になるんだろう? スリップ痕はなかった。こちらロープを持っていない。停まっても手伝えないから無視して進みます。

珍しい雲
(左写真)。こんな雲見たことない。珍しいから撮りました。車はトヨタカローラです。
(右写真)。もう少し下った所で。ご覧のとおり、道路にガードレールなどはありません。これは大体どこも同じです。
紫雲

 大きな河原が出現し、それが大きく蛇行。海が近い。やがて道が分かれます。右のウエストポートに向かう。町の手前で川を渡る。珍しく2車線の橋でした。町は何と言ったらいいのか。道幅があって、低い建物がズーッと続いている。だから「真っ平ら」という感じがする。かなり大きい町です。後背地の炭坑から掘り出した石炭をここの港から積み出している。それで発展した町。ここに泊まるつもりでしたが、全く何も無さそうなので予定変更。グレイマウスに向かうことに。

 ここでは1枚の写真も撮りませんでした。興味を引く物が何もなかった。ただトイレを借りに寄ったTourist Informationで家内が透き通った黄石のペンダントを一つ買った。地元産の石らしい。それがウエストポート唯一の記念です。

テーブルロック  さっきの分岐点まで戻り、グレイマウスへの道をとります。海沿い。左は山。右は海。
(左写真)。「歩き方」によれば、途中の海岸にパンケーキロックなるものがあるという。でも似たような岩ばかりで、どれがそれだか分からず終い。

 崖っぷちの道を走ります。たまに極く小さな部落が現れる。大抵「○●ロッジ」なんて看板がある。こんな辺鄙な所まで来る人はサーファーとか、よほどマニアックな海好きでしょう。

かつての難所
(左写真)。名前は忘れてしまいましたが、道路が作れなくて船で南北をつないでいたという難所の展望台。道路を開削した人の銅像があります。晴れていたからよい眺めですけれど、もし風雨だったら陰鬱な景色に一変するだろうというような険しい地形です。
ウイッキー
  (上右写真)。そこの駐車場にいた野鳥。この脇に二十歳そこそこに見える若者のカップルがいた。鳥の名前を聞いた。確か「ウイッキー」と言ったような気がする。これは悪い鳥だそうです。このカップルはNZ人らしくて、どう悪いのか色々説明してくれるのですがよく分からなかった。キウイは今や殆ど絶滅状態。対するこのウイッキーは駐車場に餌を探しに来るくらい人間慣れしている。よほどタフなんでしょうね。

 崖っぷちの道を随分走りました。この辺は霧や雨のときは慎重な運転が要求されるでしょう。突然川にぶつかり、その川沿いに暫く下るとグレイマウスの町。ウエストポートはかなり広かった。こちらは小さな町。西部劇の書き割りみたいな建物が多い。かつてこの辺で金が取れた。いわばゴールドラッシュで出来た町らしい。

ネプチューン・バックパッカーズ
(左写真)。「歩き方」に「ベッドルームがゆったり」とあったのでここを選んだ。築100年のホテルで、天井が高く部屋も本当に広かった。共用ながらバスタブもあり、久し振りに風呂に浸かりました。1泊50$。
グレイマウス港
 (上右写真)。このグレイマウスも河口港。宿の前が堤防。その堤防に上がると、そこがこのように埠頭になっている。朝散歩に出たら丁度、海から船が入って来た。形からすると鉱石運搬船。砂利とか石炭などを積むのでしょうか。

トランツアルパイン鉄道
 東海岸のクライストチャーチからここグレイマウスまで南島を横断して鉄道が走っています。今でも1日1往復の便がある。
(左写真)。駅舎。
(右写真)。プラットホーム。右に見える建物はスーパーです。
グレイマウス駅ホーム
 宿の親父はまだ30台と見た。逞しい男です。奥さんと妹らしいのと3人で切り盛りしている。この親父何か用を頼むと「コール」と返事する。スペルを聞いたら「coal」。石炭。「OK」をこう言うらしい。オーストラリアと同じですね。

 町外れのスーパーで買い物して来て夜は自炊。スーパーはどこも同じです。YHA、ロッジ、バックパッカーズ、ホテル。名前は違っても宿泊施設ならどこでも共用のキッチンがあり、食器があります。

 ネルソン→ウエストポート 230km。ウエストポート→グレイマウス 102km。一部重複がありこの日は約350km走りました。
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