05.05.27 Milfordsound
テアナウ湖の一部
初めのうちはテアナウ湖に沿って走る。この湖は大きくてなかなか無くならない。

 雨です。がっかり。自炊は面倒。9:15、YHAを出て昨日のカフェで朝食を取り、ミルフォードサウンドに向かいます。途中道端に「STOCK」と手書きした板切れを見た。カーブを曲がったらトラックが駐車していて、羊を集めているところ(下左写真)。牧羊犬が飼い主の口笛一つで羊を動かす。それは見事なものです。 
羊のストック
 やっと湖が見えなくなり道は次第に狭い地峡に入って行きます。道から外れ、立木にぶつかっている事故車を目撃。いくら交通量が少ないと言ったってみんな100キロ以上で走っている。その割に事故が無いなと思っていた。だから「やっぱり」と思う。この事故は運転者がいなかったから多分ホヤホヤではない。
これから峠にかかる
 地形が険しくなり、登りにかかる。その辺に滝がありました(上右写真)。この国では滝も湖と同様、ちっとも珍しくありません。ここからの道路は危なかった。勾配もカーブもキツイのですが、それに加えて砂利が撒いてある。だからうっかりするとスリップする。なぜ砂利を? おそらく路面の凍結対策でしょう。もうこの辺は冬なんですよ。

 坂を上り詰めるとトンネルがある。信号があって、着いたときは赤だった。停車して待ちます。対向車がトンネルから出て来る。やがて信号が青に変わる。進入するとトンネルの中にも相当な勾配がある。向こうに向かって下がっているのです。かなり長い。トンネルを出るとすぐつづら折りの急な下り。エンジンブレーキで下ります。

観光船乗り場の遠景
 Milfordsoundというのは早い話がフィヨルドです。深い入り江。昔は陸からは入れなかった。ここで青い石が採れるということでマオリが海から小舟で入っていたらしい。
(左写真)。船着き場遠景。私の後ろにここで只一軒のロッジがある。
(右写真)。船着き場建物の内部。観光船の会社は三つある。これはそのうちの一つです。
乗り場の中
 1日に各社とも3〜4回船が出るのですが、時間帯によってお値段が違います。利用者が多い時間帯(お昼頃)が一番高い。私のは12:30発で125$だったかな。フェリーも飛行機もそう。NZでは需給関係が料金に反映されるのです。
観光船
(左写真)。私たちが乗った観光船。中ではコーヒーのサービスがあった。反対に言うと「コーヒーしか」出なかった。
(右写真)。船が出て、途中で水族館に寄ります。建物の底から海中に展望台がぶら下がっていて、階段を降りて行くと外が見られる。
水族館
サウンド内
 フィヨルドの中を2時間くらい掛けて回遊するのですが、雨が降っているから見晴らしが良くない。晴れか雨かで感興が10対1くらい違います。
(写真)。滝の遠景と近景。まぁ凄いと言えば凄い。けれども、ここまで行く苦労と引き合うかというとチョット疑問。そう言ってしまうと身も蓋もないけれど。
滝の一つ
 また同じ道を帰り、同じYHAに泊まります。この日は121km×2=242km走りました。

 話は昨夜に戻ります。自炊した。日本人の若者が3人いたので歓談。南島のどこかの飛行機学校の生徒。男二人は事業用免許を取得したばかり。お祝い旅行だそう。女の子一人は自家用免許を目指している。彼らは実習で飛んでいるためNZ各地をよく知っている。これ幸い。これから行く土地の事情をいろいろ聞きました。

 話しているところへまた日本人の女性が現れた。歳は30前後かなぁ。Queenstownから着いたところだと。雨に打たれて寒いと言う。普通はレンタカーで来る。「なんで?」と聞いたら何とスクーターで来たと。それも50cc。これには一同唖然とする。Queenstownから168kmあります。車が猛スピードで追い越して行く。しかも飛沫を上げて。何て危ないことを。そう言ったら「だって(スクーターが)有るんだから仕方がない」と。そしてしきりに話し掛けるのだけれど、みんな相槌を打たない。黙然としている。気まずい雰囲気。やがてその女性、「お邪魔だったかしら」。小生は未だ若者達に聞きたいことが残っていたので、「暖炉で暖まった方がいいですよ」と言った。そしたらプイと向こうへ行ってしまった。

 ちょっと悪かったかなぁ。でもどういうわけでスクーター持っているのか知らないけれど、50ccのスクーターで旅行するというのは豪胆過ぎます。40年も前に自転車でアメリカ横断をした後輩がいた。でもそれは男だしまた、それなりの支度でやったこと。女性がすることではないような気がする。小生の感覚は古いでしょうか。 
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