05.05.31~ 06.01 Aoraki/Mt.Cook
家の引っ越し
家の引っ越し。先導車が対向車を待避させる。後続車は暫く追い抜けない。

 9:50。ダニーデンを出発。小雨後曇り。車内で13.2度。湿度66%。国道1号をオマルに向けて北上。途中、家の引っ越しに出会った。以前アメリカの同様のシーンをTVで見たことがある。追い越し車線が設けられた広い所へ出るまでは追い越しができない。ノロノロと進みます。

 オマルで昼食。カフェテリアのような店です。コーヒーがひどくまずいのでガッカリする。考えてみると、我々日本人は贅沢なんですね。コーヒーひとつ取ってもコロンビアだのジャワだの。ミルじゃダメだ手挽きじゃなくちゃ。ドリップより何たってサイホンが一番だとか。

 オマル市街を外れそうになって家内が「おかしい」と言い出した。この辺で左に曲がる筈だと。地図では市を出てから道が分かれている。家内は分岐点は市内と決まっていると言い張る。そんな馬鹿な。それじゃ地図が嘘を吐いていることになる。丁度路傍にパトカーがいた。降りて行って聞きました。やっぱり市街を出て左だと。ついでに「あんたここで何しているの?」と聞いてみた。「市内に入って来る車を見ているのさ」。市街に入ると車は減速しなくてはならない。それを監視しているのです。こういうことがあるから我々も気をつけなくては。

 市街を出てすぐ分岐点。曲がった途端に若者が目に入った。指を立てている。ヒッチハイクです。停まったら家内が(乗せるのは)止めろと言う。ネルソンでも反対した。構わず窓を開けて何処まで行くのか聞いた。Queenstownだと。オレたちはMt Cookへ行く。Queenstownへは行かない。じゃ途中の町まででいいと言う。車を降りてトランクや後部座席を片付け、乗せてやった。この若者の荷物の多いこと。引っ張る鞄にバックパックと前パック。そしてギター。小柄な体でよくもマァこれだけ持てるものだと感心。

 道々英語で話します。20歳のブラジル人。ワーホリです。日本人とは余所で一緒に働いたことがあるがフレンドリーだとお世辞を言う。彼にとって英語は外国語。ですからとても分かり易い。相手も同じであるらしく「貴方は英語が上手だ」と言う。只で乗って居るんだ。そりゃ本当のことは言えないよね。

Mt.Cookの前山
(写真左)。道は山に向かって行きます。天気が良くないのが気になる。

(写真右)。道の右はズッと湖です。水が青い。
Mt.Cookの支峰群

 ブラジルならリオからか? いやブエノスから来た。何故? ブエノスの方が近い。それにリオは暴力が有ると言う。危ないということですね。 何でNZへ来たの? 若いうちに世界中を回りたい。ブエノスから飛行機は幾ら? 1000$ちょっと。1年オープンならマァマァか。ガールフレンドはいるのか? いたけど、国を出て来ちゃったからもうダメだろう。えらくサッパリしています。

ブラジル人・マオリシオ・エリ君
(写真左)。オマラマという変な名前の町で彼を降ろす。Queenstownは左。Mt Cookは右と道が分かれるのです。ギターにサインして欲しいが・・と言う。でも特殊インキをこれから調製するというから勘弁して貰った。車に給油して辺りを見回したらもう居ませんでした。すぐにQueenstown行きの車に拾って貰えたのでしょう。
Hooker Valley
 Twizelという舌を噛みそうな名前の村で道が分からなくなった。家なんかホントにチラホラとしか無い寂しい所です。Informationの道標を辿って行ったら、キャンプ場みたいな所にそれはあった。周囲の何処にも人影なんか見えないのに、そこにはチャンと係員が一人いた。その時は心底「NZって凄い」と思いましたね。

 谷が狭くなり、Aoraki・Mt Cook Villegeと道標が。下流から見て谷の左側にロッジが固まっています。Mt Cook YHAに投宿。本日の走行距離327km。

(上写真右)。YHAを背に。正面奥がMt Cookだそう。でも、ここからは晴れていても見えないらしい。なお、Aorakiというのはマオリ語で「秀でた山」。先住民族に敬意を表して、Mt Cookの前に必ず付けるようにしているとか。いいことですね。
Mt Cook・YHA
(写真左)。Mt Cook YHA。評価は五星。私は下界なら三星だと思う。でも周囲のロッジは汚いらしい。Te Anauで同宿になった日本人の若者がそう言っていました。そのせいで評価が高いのでしょう。ここは流石に有名観光地。外国人客も日本人客も多かったです。
The Hermitage Hotel
(上写真右)。有名なハーミテ−ジ・ホテル。国営だそうです。シーズンオフなのでガラガラでした。ここで、ダニーデンの汽車ツアーで一緒だったご夫婦に再会。ここに泊まっている。お金持ちなんですね。

 写真でお分かりのように、周囲は冠雪している。散歩もできません。スーパーもありません。ダニーデンから2泊予約してありましたが、この状況を見て、12時間前ならそれが可能と聞き、即1泊キャンセルします。夜は持っていたスパゲッティを茹でて済ます。夜中、轟々と風の音。山鳴りですね。家内はそれが怖くて眠れなかったそう。大自然の営み。怖がってもしょうがない。

 一夜明けて6月1日。早々に引き上げることに。10時出発。車内で13.3度ですが、路面の濡れた所は氷でツルツル。そんな中でYHAの男の職員は半ズボンにTシャツ姿。恐れ入りました。

ブルーの湖水
(写真左)。昨日走ってきた湖水沿いの道を慎重に戻ります。雪はないが所々光っている。凍っているのです。これはMt Cook方向を振り返ったところ。
Mt Cookよりズッと北の山脈
(上写真右)。こちらはクライストチャーチ方向です。途中に日本のツアーがよく寄るLake Tekapoがありますが我々は素通り。善き羊飼いの教会というのがあって、そこの窓から見る湖が美しいと言うのですが、もう湖なんかそこら中にある。食傷気味。どうでもいい。それよりもLake TekapoよりMt Cook寄りに、長い人工の流水路と発電所があった。自然をうまく利用しているなと思いました。

 3:30pm、クライストチャーチ着。Old Country Houseに投宿。バスルームは別ですが部屋が広いのが気に入った。1泊54$。この日の走行距離も327kmでした。
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