05.06.04〜05 harwell Lodge
Charwell lodge 遠景
 Charwell Lodge.
Hanmer Springsから国道7号線に出る少し手前の左手、丘の上に見える。
 
 約束どおり朝10:15、Hanmer Springs YHA を出ます。延泊はできない。他の宿も満杯らしい。で、東海岸のカイコウラに行くつもり。この辺りの幹線7号線に向かいます。昨日説明しませんでしたが、Hanmer Springsは7号線から4kmくらい脇に入った所なのです。

 暫く走ると対面の丘の上に洒落た建物が見える。新しそう。何だろう? まぁそんなことはあり得ないけれど、もし万一宝籤でも当たったら、こんな家を建てたいという夢がある。その夢に近い家だなぁ。ちょっと見てみたい。そんな気になった。

 川を渡り、左に折れ、更に山道を登る。前をランドクルーザーみたいな車が登って行く。付いていったら目当てのロッジに着きました。ランドクルーザーから親父が降りてきて、「How do you do! My name is Bill。Welcome」と手を差し出す。おや、ここの親父なのか。「Where do you come from?].。それからドアを開けて、「オーイ。お客さんだよ」と大声を出す。声に応じて奥さんが出て来た。

 「ちょっと家を見せてください」。おー! どうぞどうぞ。ズーッと見せてくれた。客室が三つあって、一つが180$。二つが150$と言う。ナーンダ。普通の家かと思ったら左に非ず。ホテルなんだ。

 マァお茶でもどうぞ。お手製のクッキーも出て来た。ウチでは日本人のお客は初めてだ。馬鹿に愛想がいい。「いや、ちょっと建築を見てみたかったので」と言っても、どうも通じない様子。いや、分からないフリをしているのか。そのうちに奥さんが、「180$の部屋を150$にする」と言い出した。逃がしたくない・・・と思っているみたい。何だか泊まらないと悪いような気がしてきた。じゃ1泊してみるか。この辺がスケジュールが有るようで無い自由旅行の良いところ。1日くらいどうにでもなります。

Charwell lodge
(左写真)。庭から見た建物。手前が客室。奥が暖炉のある部屋。
(右写真)。客室内。新しくて豪華ですが、少し狭かった。夫妻は以前、牧場を経営していた。3年前に牧場を売って引退した。1年間南米1周のバックパッカーをやった。それからこのロッジを建てたそう。
客室内
 お昼も食べなくてはならないし(ここで出るのは朝食だけ)するので、水着を持ってまたハンマー温泉に出掛けます。温泉ではYHAで同宿だったオランダ人夫婦と顔を合わせた。旦那はニッコリ笑って挨拶するが、かみさんの方はニコリともしない。オランダは案外反日感情が強い。かつてインドネシアはオランダの王城楽土だった。それを日本に奪われた。江戸時代、日本とは友好的だったのに・・・という感情ですね。もしかしたら、このかみさんはその口だったかも。
孫の自転車
(左写真)。Charwell Lodgeに戻ったら、この家の孫が来ていました。クライストチャーチ郊外に住む娘の子供だそう。友達を連れて来ている。これはその二人の自転車。バスに自転車も載せられるのですね。
Hanmer Springsを望む
(上右写真)。遙かにHanmer Springsを望む。こことは盆地を挟んで向かい合っているのです。
夕焼け (左写真)。見事な夕焼け。

(右写真)。暖炉のあるリビング。この犬は年寄りで、耳が聞こえないそう。歩き方もヨタヨタしていた。
リビングと老犬
 奥さん(名前を忘れた)が「鹿肉の料理を食べてみますか?」と言う。夜食の為にまたハンマー温泉まで出掛けるのは億劫。はい。食べます。そしたら「35$貰いますよ」。
孫とその友達
(左写真)。右が孫(8歳)。左がその友達(9歳)。そしてこの家の奥さん。

(右写真)。鹿肉の料理ベニスン。特別おいしいとは感じなかった。この後デザートも出ましたが、お値段は一流ホテル並です。
鹿肉の料理
 この子供達には感心した。我々が食卓に着くまで、(お腹が空いていたでしょうに)ジッと待っていた。家庭の躾がシッカリしている証拠です。日本も昔はそうだった。

 ビルが「ワインを飲むか?」と言うので、いただくことに。カンタベリーなんとかという白ワイン。おいしかったです。食後、ラグビーのTV放送を一緒に見る。ライオンズ(イングランド、ウエールズ、スコットランド、アイルランドの連合軍)がNZ遠征に来ているのです。「ワインもう1本どうだ?」と言うから有り難くいただく。私が「あー、ノックオンだ」とか「今のはアーリータックルだ」なんて叫ぶものだから、試合が終わってビル、「あんたラグビーよく知っているね」と驚いていました。

 一夜明けて5日(月)。
 朝食。昨夜予め「何時がいいか?」と聞かれ8時半と指定してあったので、我々が食堂に行ったときには皆さん既に食べ終わっていました。ベーコンエッグにマッシュルーム、手作りパン、本物コーヒー。久しぶりにまともな朝食。奥さんが「どうですか?」と聞くから、Five starですと誉めて上げた。

 続けて「貴方はどこで英語を覚えたか?」と言う。どこで?ったって、そんなの学校に決まってるジャン・・・とは思ったけれど、そんな失礼な返事は致しません。50年前に学校で習いました。「日本人とは初めて会ったけど、話がよく通じるので驚いた」と言う。日本人って英語が分からないと思っているらしい。癪だから、他の日本人はもっと上手だよ・・・と言っておきました。

 朝食後、クレジットカードで料金を払います。宿泊料150$。夕食は(35$の筈が何故か)30$。ここで奥さんが「ビル。ワイン代も貰って!」と一言。2本で40$だったかな? こちらは何となく「ビルのおごり」という感覚でいた。多分ビルもそんな気分だったのでは。でも台所を預かる奥さんはシビアです。他に客室にあった植物油の自然石鹸を家内が気に入り、お土産に好適だからと無理を言って分けて貰った。それが40$。

朝
(左写真)。朝の眺め。

(右写真)。ビルと奥さん。孫とその友達。奥さんの話では子供は3人。みんな大学を出ているというから、この家は中の上くらいの階層ではないか。
ビル夫妻と孫とその友達
羊の仕分け
(左写真)。ビルが「羊の仕事を見せてやる」と言うから付いて行った。

(右写真)。犬がビルの口笛一つでこのように羊をコントロールします。
牧羊犬が羊をコントロール
羊の選別
(左写真)。ビルが羊を選別する。何を基準に選別しているのか丸で分からなかったです。
(右写真)。選別が終わって、これが選別組かそれとも選別洩れ組か分からないのだけれど、一組を元の牧場へ連れて行く。一匹だけ犬を車の外に出してある。羊が逃げないように監視させているのでしょう。
羊群の移動
 なお、車はNISSANでした。日本では見掛けないタイプ。多分オーストラリア工場の製品だと思います。

 おそらくこの家はローンを抱えている。サイン帳が有った。それで見る限り、お客は1週に1組くらいしか入っていない。だからか、「稼がなくちゃ」という意識が露骨に感じられましたが、ここに泊まったことで図らずもNZ人家庭の生活を垣間見ることが出来ました。出費はお土産の石鹸代を除いてもタッタ1泊で今までの3日分くらい。決して安くはありませんでしたが、その出費に見合うだけのものは得られたように思います。
  <Home Page> http://www.charwell.co.nz/
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