05.05.19 Wellington
国会議事堂
国会議事堂。この左によく写真で紹介される円形のビーハイブ(蜂の巣)がある。そちらは閣僚の執務室だそう。

 Wellingtonは世界で一番南に位置する首都だそうです。人口は約16万。人口の少なさでも世界一ではないか。昔はAucklandが首都だった。ところが1860年代に南島のあちこちで金鉱が発見されゴールドラッシュに沸いた。そのため南島に近いWellingtonに首都を移した。Aucklandに比べると随分狭い土地。首都にしては窮屈な都市です。

 一夜明けて、真っ先に国会議事堂へ行きました。車で行った。路上のパーキングを利用するのにメーターの使い方が分からない。その辺に駐車していたタクシーの運ちゃんに教わりました。中に入ったら見学ツアーがあった。他にも見学者がいて、10人くらいで職員の説明を聞きながら館内を回ります。説明はホンの少ししか分かりません。でも例によって初めに日本語のリーフをもらっている。それを見れば大体何を言っているのか見当がつきます。

 感心したこと。最近(何時かは聞き漏らしましたが)上院を廃止したそう。日本も見習うといい。また、建物全体を耐震構造に改修してある。地下室でその構造を見せられました。以前、ここは火災を出して半焼したらしい。火災と地震は直接関係ないけれど、一度やった失敗を繰り返すまいということでしょうか。治にいて乱を忘れず。これも見習うべき。更に、職員の態度が丁寧。日本の官庁では門で必ず身分証明書の呈示を求められる。そして、役人は威張らないまでも不愛想です。しかしここでは、先ず受付では「どちらからですか?」。「お荷物お預かりしましょうか?」。「暫くお待ちください」。微笑を絶やしません。案内の職員は途中でも終わりにも、にこやかに「何か質問は?」と言う。この違いは一体どこから来るのだろう。

ビクトリア大学ロースクール
国会議事堂の真ん前がビクトリア大学。卒業式でしょうか、ガウンを着た学生が大勢。家族らしい人もいて写真を撮っている。学生も家族も知的な顔立ち。ここは上流階層の子弟が多いNZ切っての名門大学なのでは。そう感じました。
これで木造建築だそう

 帰国前にAucklandで見た日本語誌にこんな記事が。「好景気や政府の努力にもかかわらず人材の海外流出が続いている。今年3月の永住・長期移住目的の出入国者数は出国者が入国者数を1440人上回った」と。この国には牧畜と観光以外にこれといった見るべき産業が無い。だから、この卒業生たちがみんな、果たして国内で意に叶う職を得ることができるのかどうか。かなりの人数が海外へ出て行くのではないか。また、この卒業生たちの中にアジア系の顔もかなりあった。留学生の受け入れもこの国の産業?の一つであるそうです。

博物館・マオリの彫刻
 次は国立博物館テ・パパ。入場無料。テ・パパってどういう意味か知りません。ここの人も親切。写真撮影も自由。展示だけではなく、何かの講座やら児童対象のアクティビティやらもやっている。とにかく広く市民に開放されているという印象を受けました。
(左写真)。マオリの彫刻。 (右写真)。マオリの舞台。眺めていたらそこにいた人が寄ってきて説明してくれた。半分も分からなかった。
博物館・マオリの舞台
  写真はマオリの物ばかりですが、他にも色々な展示があります。
  
  テ・パパ近くのカフェテリアで昼食。私はパスタ。家内はサーモンの巻き寿司。家内は「おいしい」と感激の体。一つ食べてみた。確かにパスタよりうまい。NZの寿司、馬鹿にできません。このとき日差しが強く焼け付くよう。おそらく25度は行っていたでしょう。朝9時の天候は霧で気温15度だった。ここでは1日のうちに四季があります。

ケーブルカー乗り場
(左写真)。街の中からケーブルカーでキルバーンという高台へ登る。乗り場は分かり難い所でした。

(右写真)。ゆっくり登って行きます。
ケーブルカー車内

キルバーンからの眺望
(左写真)。途中停車する大学のグランド。丘の中腹にある。上写真の校舎はロースクール。南半球最古の木造建築だとか。元々平地が狭い所。大学拡張には丘に登るしかなかったのでしょう。
高台の住宅

 宿の近くMt.Victoriaに行って見ました。市の南東部になります。(上右写真)。登って行く途中の景色。「いい家ばかりだけど惜しいことに北斜面だな」と思う。
市の南側
(左写真)。Mt.Victoriaの裏側。こちらは南斜面。午後4時頃でしたか。もう陽が陰っている。考えてみたら、ここは南半球。日本とは反対。北斜面の方が好条件なのでした。なお、左端が湾口です。
入港するフェリー

 ここウエリントンは火口湾の縁にへばりついている。都市としては好立地とは言えないが、港としたら天然の良港です。湾口から湾奥までが深い。(右写真)。今しも南島からフェリーが入って来たところ。

 夜。宿から歩いて街へ。とあるパブの窓から中を覗いたら、一杯やっている男達が「入れ」と。入ってみた。逞しい男ばかり。「ここの肉はうまいぞ」と言う。それでは・・・と、ビフテキを注文した。ところがこれがなかなか出てこない。ビールをジョッキで2杯。広い室内に満員の客を眺め回し、高い天井や壁を嘗めるように眺め回し、時間を掛けてゆっくり呑んでもまだ出来てこない。堪りかねて厨房まで出掛けて行った。コックの面前で「腹が減って死にそうだ」。ジェスチャー入りで脅かしてやった。「Oh! Sorry」と急いで作ってくれた。うまかったけれど、幾ら何でもスロー過ぎる。壁に年度毎オールブラックス・メンバー「なんのなにがし」と銘板が掛けてあった。ここはもしかしたら会員制のクラブだったのかも知れません。こちらが旅人だから入れてくれたのか。
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