14. バンクーバーYWCA
harbor
ヨットハーバー。バンクーバーは西海岸随一の大都会だけに町は垢抜けしています。

  空港からYWCAホテルへ電話して予約。宿は最後までB&Bで通すという方針だったが、家内からクレームがついた。B&Bだとそこの家族との会話があって、全く分からず話せずで「気詰まりだ」と。止むを得ず方針変更。ガイドブツクによれば、YWCAは新築で清潔かつお値段も安い、ということで選んだ。1泊税込みで64ドル90=邦貨5千円見当。

 タクシーもあるけれど、エアポーターという空港と市内主要ホテルをつなぐパスに乗ることにする。
バンクーバー市内バス
 空港ビルの外の庇の下に立っているおばさんに「バス乗り場はどこ?」と聞いたら、何とそのおばさんがパスの切符売りで「ここだよ。どこまで?」。「YWCAならジョージアンコ一トホテルで降りてすぐ隣。 二人で19ドル。パスはもうすぐ来るからちょっと待って」。そこにはカウンターも何もない。サッパリしたもの。やがてパスが到着。運転手が乗客の荷物を横腹に積み込む。合理化に努めていることがよく分かる。相客は少ない。5分ほどで出発。

 市内まで30分。家内は居眠り。前方に巨大なドーム。地図にはB.C.Place Stadiumとある。その手前で橋を渡る。下は入江。ジョージアンコートホテルで下車。ドームの真ん前(下の地図参照)。ここはバンクーバー・ダウンタウン中心部から東南に1キロ位の位置。周囲にはオフィスピルのような建物が多く静かな所だ。

 YWCAロビーには日本人ギャルが大勢。部屋はWベッドで洗面台が付いており確かに清潔だが、トイレがない。何と1フロアーで1トイレ共用(鍵付き)だ。部屋に置いてある館内ガイドによれば2室で1トイレというのがあるようだが、予約の時「今(トイレ無しの)1室しか空きがない」と言われたから仕方がない。不満気な家内を「1泊だから」と説得する。家内同伴では、貧乏旅行などとてもできないと改めて思い知る。

 これからのスケジュールはまず繁華街ロプソン通りを歩き、タ食は亀井ロイヤルで鮨と決まり。亀井に電話で6時と予約してから外へ出ると、かなり大粒の雨。パンクーパ一は雨が多いと聞いていたのに傘の用意を怠った。仕方がないから部屋に戻って止むのを待つことにする。家内はさっさとベッドに潜り込む。こちらは持参の本を読む。イギリス人のジャーナリストが書いた「不吉な黄昏」。シンガポール陥落までの顛末をイギリス側から書いたもの。翻訳が下手であまり面白くない。1時間我慢したら雨が上がって青空が見えるようになった。家内を起こして出発する。

 まず5分歩いてスカイトレインのスタジアム駅へ。ここでハーバーセンター行き電車に乗り、2駅目のバラッド駅で降りる。そこから南へ3ブロック目がロブソン通り。スカイトレインといいながらこの電車、スタジアム駅とバラッド駅の間はずっと地下を走る変な電車。これはこの区間の地形が小高い丘になっているからだ。他の区間は高架を走っている。そして無人である。更に改札はなし。料金は1ドル50セント。このチケットで90分以内なら市バス、Seaバスにも乗れる。この国に比べ、日本の公共サービス部門は合理化が遅れている。
バンクーバー地図

 街は碁盤目になっており清潔。バラッド駅周辺には高層ビルがあるが、ロブソン通りの建物は中低層で、親しみやすい感じがする。西に向かって歩く。やや上り勾配。家内は商店1軒ごとに冷やかしに入る。こちらはショッピングには興味がないから表で通行人をウォッチする。いろんな人種がいる。日本人は歩き方と群れていることで、すぐそれと分かる。他の国の人は概して歩く姿勢がいい。白人の若い娘は奇麗。それが年取るとどうしてダメになるのだろう。家内が両替商で1万円両替する。1ドル=82円30銭。適正なレートだ。

 6時に亀井ロイヤルへ。ロブソン通りとバラッド通りの交差点近くのビルの2階。中はかなり広く、注文して待っている間にツァー客らしいグループが続々と入って来る。普通の握りと、ここの職人が考えたというアボガドなどが入っているBC巻きとビールで腹一杯に。勘定は61ドル=約5千円。タネもシャリも日本に遜色ない。我々は1時間もいなかったが、出る時は空席待ちの客が列をなしていた。外はすっかり暗くなっていた。

 ロブソン通りを反対に歩き、イートン百貨店に入ってみる。売り場の設定にゆとりがあり、天井が高く、客が少ないから非常に広く感じる。歩いてYWCAに帰る。途中、私は映画館だと思ったが家内はストリップ劇場だったという所を通る。パトカーが駐車していたから多分、家内が正しいのだろう。いかがわしい所もちゃんとあるんだ。

 明日はヴィクトリアへ行き、ロンとダンに会うことになっている。これは日本から前もって連絡しておいた。それに対してダンから、ロンの電話番号をFAXで知らせて来た。ダンは相変わらず艦隊勤務。ロンは陸に上がっているから「ロンに電話しろ」ということだ。ホテルのロビーの電話でその番号に電話する。すぐにロンが出て打ち合わせ。まずヴィクトリアでお勧めのホテルの名前を二つ聞いて一旦電話を切り、その一つCoast. Victoria Harborsideに電話。1泊だけなら空室ありとのこと。取りあえず予約し、再びロンに電話。明日午後6時、そのホテルで会うことになった。

 ロンは相変わらず静かに話す。こちらの回りで韓国人やら何やらが大きい声で電話している。その声が入り交じり、ロンの声がよく聞こえない。元々スピーキングは不得手なこともあり、話が終わったら些か疲れた。電話1台ごとにBOXとは言わない、せめて仕切りくらい付けて貰いたいものだ。バスルームに行き、鍵を開けて入室。シャワーを浴びる。トイレ室もシャワー室も清潔。難点は部屋から離れていることだけ。それと、それぞれが一つずつしかないから、朝など需要が多い時間帯はどうなるのかが心配。心配しても始まらない。「明日は明日の風が吹くさ」と早めに就寝。

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