03.12.04   2. 潮 州 古 府 城

広済門
この城壁には四つの門があるそうで、これはその一つ広済門の城楼。
トランスの位置
古い通り。並木が美しい。
しかし、路傍の電柱のトランスの高さにご注意。トラックでも衝突したらどうなるか。

 潮州・汕頭リポートの続きです。

 汽車站を出た途端にバイクタクシーとタクシーに声を掛けられた。こちら二人だし、荷物があるからバイクタクシーには乗れません。タクシーにメモを見せて乗り込みました。走り出してすぐの交差点で、20mも手前に止まる。赤信号には違いないが、停止位置が前過ぎる。この運転手ちょっとおかしい。後から考えると、このとき「どう走ろうか」と思案を巡らしていたのでしょう。信号が青に変ったら右折した。そして次の交差点でまた右折。つまり、最初の道と平行の道を反対方向に走っていることになる。ホテルはこっちなのかな? どうも怪しい。そのうちに家内が「メーターがゼロになっているわよ」と言う。なるほどそのとおり。指摘したら口の中で何かモゴモゴ言う。私は助手席に乗っていたので、問答無用とメーターを倒してやりました。そしたら7元と表示が出た。この町の初乗り料金は7元なんですね、きっと。

 そのあと、また右折。最初の道の後方を横切ったことになります。更に左折、右折を繰り返してさっきバスで走って来た大きい道に出て、そのまま直進してすぐホテルに到着。バスが汽車站に向かって曲がった地点から大して離れていない。簡単に言うと、ホテルは汽車站から直線で1km程度の所なのに、汽車站を中心にゼムクリップ状に走ったことになります。それでメーターは9元。たった2元余計に稼ぐために随分無駄なことをする。神経も使うだろうに。しかし、私ら「たった2元」と思いますが、彼にとっては「貴重な2元」なんでしょうね。それだけ稼ぐのが大変ということなのか。もうこれはいいとか悪いとかの次元じゃない。ただただ強烈な金銭への執着を感じさせられました。

ホテルは真新しいいいホテルでした。ただ、アドレスがDevelopment Zoneというくらいですから、周りは工場とか自動車やとかの殺風景な所。店なんか無い。フロントで町の中心はどこかを聞いて出掛けました。その際ついでに、有名レストランを聞いたら、「大きいレストランはありません。何が食べたいのですか?」と言う。「フカヒレ」。「フカヒレは食材として売ってはいますがそういうレストランはありません。ウチのレストランが最高ですよ」という返事。そうそう。フカヒレ云々は筆談です。ヘエー、料理で有名なのに、それらしいレストランは無いんだ。これは意外。

 外へ出たら人力車、バイクタクシー、タクシーがワッと寄ってくる。行き先を言うと人力車とバイクタクシーが8元。タクシーが15元と言う。人力車はなんか可哀想な気がして乗れない。バイクタクシーは8×2=16元かかる。それでタクシーに乗りました。走り出してよく見たら、メーターがあるのに倒していない。土地不案内の客にはメーターを使わないで高く言うんですね。こういう点は不明朗。田舎。遅れています。ともあれ、このタクシーで一番古い街の開元路・開元鎮国禅寺まで。唐朝開元26年(公元738年)開基だそうです。

 日本の名刹と言われるお寺は借景も巧みだしいろいろ変化があって面白いですが、中国のお寺は規模の大小はあってもどこも似たり寄ったりの結構でつまらない。チラッと見ただけで終わり。売店で潮州の地図付観光案内を買い、どこがお勧めか聞いた。西湖公園がいいと言う。名前は杭州の西湖と同じ。歩いて行ける。じゃ行ってみるかと外へ出た。乞食が人力車がワッと寄ってくる。この乞食はナントカして貰いたい。厦門にもいますが、少なくとも付きまとうことはしない。ここのはしつこく付いてくる。敵わんです。

 うるさい乞食を振り払うために、人力車に乗った。一番近い景点を聞いたら、古府城門と言う。そこへ行った。そこまで5元。最近新しく立て替えたらしく面白みがない。じゃ歩いて西湖へ行くか。すると車夫が「別の所へ5元で行かないか」と言う。城壁があるらしい。古府城門を外へ出たらそこは川岸で、川に沿って長い城壁が続いている。なかなかのものです。往時たぶん外敵を防ぐ為だけではなく、川の氾濫に対する堤防でもあったのでしょう。見事な眺めなので感心していたら、車夫は調子に乗って「まだいいところがあるよ。5元でどう?」。なんでも5元です。

 その頃には人力車で走るのもなかなか乙なものだという気分になっていた。歩くより少し早い程度のスピードですから周りがよく見えます。そして疲れない。これが何より。土地不案内ですからお任せにすれば気は楽。というわけでとうとう随便ということに。川岸の北閣という高台や観音堂などを周り、最後は西湖でお別れ。6ヶ所回ったからと都合30元の支払い。しかしトータルで2km走っていない。おそらく車夫にすればいい稼ぎだったと思います。西湖は大したことなかった。そこは名前が重過ぎると当の西湖(堀割)が逃げ出しそうな程度の公園でした。そうそう。北閣で韓江を見下ろしたら、12月というのに泳いでいる人がいました。

 後はブラブラと街中を散歩。確かにレストランらしい店はない。小吃店ばかり。潮州料理というジャンルが確かにあるのに、なんで本家本元の潮州にそれが無いのか。ホントにワカラン。ホテルに戻って中のレストランでフカヒレを頼みました。二百ン十元。お味はお値段にふさわしくなかった。なんかエライ損した気分でした。

 明日は汕頭のリポートです。
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