03.12.05  4. 刺 繍 は ど こ へ

刺繍 非常に精巧で美しい刺繍。 彫刻 木を刳り抜いた彫刻。これは海鮮ですね。

 電気をつけてもまだ暗い中で家内はショーケースの中を覗く。客なんか殆ど来ないんじゃないでしょうか。商品の種類も数も少なかったです。その中からハンカチを出して貰い、5枚買いました。家内はもっと欲しかったらしいのですが、それだけしか無かった。一枚が125元。日本だと、最低でもその数倍はするものだそうです。それを100元に値切った。横で見ていて可哀想な気がしました。

 買い物を済ませたら、隣室の美術品陳列館を見て行けと勧められた。他に用がある訳じゃありませんから見に行った。宋、元、明、清代の陶器類。大きな木の中をくり抜いた稲穂。漆塗りの竹細工。そして複雑、精妙かつ美麗な刺繍の大きい屏風。館長らしいおじさんがいろいろ説明してくれます。私にも言葉の端々で少しは分る。

 さっきの女性がお茶を入れてくれた。それを飲みながら館長と筆談。なんで刺繍が廃れたのか? 今の若者はこんな辛気くさい仕事はしない。もっと楽で金になる仕事に行っちゃうんだ・・と。日本も同じだよ。ご時世だね。そうだそうだ・・という調子。ホテルでも一条街でも、若者は刺繍のことなんか何も知らなかった。ここから察するに、汕頭が刺繍の産地だったのは相当昔のことなのではないか。我々の頭の方が多分かなり古いんです。ただ、大阪・岸和田市とは友好関係であるそうな。私よく知りませんが、岸和田市はレースを扱っているのかな?

 この汕頭市潮汕工芸美術陳列館のアドレスは、 汕頭市博愛路3号工芸大楼3楼 です。

 外へ出ると、すぐ傍が海。岸壁になっていまして、岸壁の上はズーッと公園です。麻雀卓が幾つも。そのうちの一つの卓の横で暫く見ていました。アルシャル麻雀です。捨て牌も並べない。振り点有りなんでしょうか。点棒はなく、トランプのカードを使っていました。写真を撮っていいかと聞いたら「不要」と断られた。もしかしたら賭けているのかもしれません。
潮曲
 天幕があって妙なる音がする。潮楽曲芸組ナントカカントカと書かれた赤い垂れ幕をバックに洋琴、二胡、三線、ギターの合奏。演奏も聴衆もみんなお年寄り。なかなか趣のあるいい曲でしたよ。

 さてこの後、夜食事に外へ出て、乗った人力車と少しトラブったりしましたが、まぁ大事には至らず。

 その他に特に書いておきたいこと。ホテルのすぐ傍に交番がありました。厦門の私の宿の近くにもBOXはありますが、警官が詰めているのを見たことがない。でも汕頭のには警官が詰めていました。

 翌日ホテルの支払いにまたJCBカードが使えた。ただ勘定書に「副食調節費10元」とわけのワカランものがあった。「これ何?」と聞いたら「政府のTAXだ」と。汕頭市だけの税金でしょうか。なお、このホテルの上網は寛帯でした。1時間5元。
交番

 12月6日

 厦門行きバスはほぼ定刻に出発しましたけれど、渋滞と市内各所で客を拾うのに1時間。高速道に乗ってからは約3時間半で厦門着。途中印象に残ったことと言えば、福建省に入った途端に舗装がアスファルトに変わったこと。このように市とか省とか、行政区画が変ると何かが変る。これ、ハッキリ目に見えて面白かったです。

まだありました。民家の屋根。広東省と福建省とでは形が違う。省境辺りではあまり変りません。棟は真っ直ぐ。でも北上するにつれ、次第に棟が反ってくる。船底型になるんです。ビン南語を話す人達は昔、南方から舟でやって来た人達じゃないかと、これは私の勝手な想像です。

 高層ビルが櫛比する厦門市街が見えた途端、なんか燦然と輝くダイヤモンドを見たように感じました。おそらく、広州から杭州までの間で厦門は最も美しい街と言っても過言ではないでしょう。
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