08.06.05 攀枝花
空港の垂れ幕
昆明空港。内にも外にもこのように「携行バッグは一つ」と垂れ幕で注意を呼び掛けている。
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 I氏を昆明空港に送ります。大きなリュックを背負い、右手でキャリーバッグを牽き、左手に三脚。更に肩からカメラバッグ、首にはポシェットを掛けている。荷物が多過ぎる。念のためM氏がゲートまで付いて行った。案の定揉めた。そこでM氏が記者証を見せ「この人は私が雇ったカメラマンだから」と言って通させたとM氏帰って来て得意そうに言う。この国では新聞記者は偉いのです。ただし彼の記者証は昔の物。今は記者ではない。とっくに失効しているのに、係員がそこまで確かめないところがやはり中国ですね。

 もう一人、運転手C君も同じ便で上海へ帰りました。実は紅土地で偶々同宿した昆明のガイド周君をA氏が運転手として雇ったんです。周君は大阪から連休を利用して来たという日本人女性一人を三菱パジェロで昆明から案内して来た。日本語と運転が出来る。話してみると穏和だし、お客に対する気配りも細やか。A氏はいつも「Cが運転しとるときは安心して眠れヘン」と言っていた。C君より安全と踏んだのでしょう。そこでA氏が「宿、食事、帰りの飛行機持つから上海まで運転手せぇへんか」と持ち掛けたわけ。周君(30代)は喜んで応じたと、そういう事情。運転手C君も嬉しかったに違いない。怖いA氏から一時的にもせよ解放されますから。

 空港で周君と落ち合い10:30昆明発。攀枝花市を目指します。最初は周君に運転させA氏は黙って観察。この辺では静かでした。

 何故攀枝花市に向かうのか。1.A氏はこのルートを未だ通ったことがない。2.貢嗄山(ミネアコンガ)を見たい、ということ。元陽で一夜雑談したとき、私が峨眉山頂から雲海の上に聳え立つこの山を発見して感動した話をした。「初めヒマラヤかと思った。ああこれが日本隊が遭難したあの山かと。7000米超の高峰なんですよね」。A氏は昔大阪の山岳会に籍を置いたことがあるとかで山には関心がある。中国の山にも詳しい。しかし、四川省にそんな高峰があるとは知らなかったそう。「それは是非見なくちゃ」。そういう話になったのです。
田舎町の市
 高速は武定で切れる。国道108号を北上。道が悪い。途中、奥運を応援するんだと北京を目指す中年の自転車男二人を追い越しました。加油!
(左)市が立っていると渋滞する。これを抜けるのが大変。
(右)この辺りでよく見掛けた小馬。
ポニー
蠅除けの蝋燭
 峠を一つ越え,壁のような急斜面を九十九折りで下る。この辺の眺望は絶佳でした。元謀着。昼食。暑い。気温32度。
(左)ここでも蠅除けに蝋燭を立てる。
(右)この花(ブーゲンビリアかな)をよく見掛けました。これは熱帯に咲く花。この辺が暑い証拠。
ブーゲンビリア
土林案内図
 「物茂の土林は中国のグランドキャニオン。有名ですよ」とM氏が言う。それではと行ってみたが門票が80元。馬鹿馬鹿しいから外から写真を撮っただけで引き返す。
土林
 土林から永仁まで高速。最近完成したものらしく車は殆ど走っていない。道路脇の松林の様子がおかしい。かなり広範囲にわたって葉が変色している。S氏は農学部出身だとか。聞こうと振り向いたら眠っている。A氏と「高速道路が出来たせいかなぁ」と。しかし、それもおかしい。後で気がついた。原因は山火事。下草をわざと焼いたのか或いはタバコの不始末か。

 永仁からまた悪路。省境ですから山が険しい。ヘヤピンカーブの連続。この辺からA氏、周君の運転に注意を始める。カーブで膨らむな。そうなんです。全体として彼の運転はおとなしい。けれどもカーブでかなり膨らむ。危ない。ああだこうだと言っているうちに攀枝花市着。20時。上海ならとっくに暗くなっている時間ですが、ここは未だ明るい。かなり西なんですね。 
攀枝花市
 この市には鉄鋼会社があって相当大きい街であることは私、以前から知っていました。しかし想像以上に大きい。金沙江が作る狭い峡谷沿いに高層住宅が幾重にも連なり、それがズーッと何キロも続いているんです。鉄鋼会社一つでこんなに大きい街が出来るものだろうか? そう思った。 今調べたら、レアメタルの産地なんですね。チタン世界一。パナジュウム中国一。そうか。それなら分かる。ところで攀枝花ってどんな花なんだろう?
 本日の走行距離 365km。(累計 4823km)。
攀枝花市のホテル
(左)もうすぐ街から出てしまいそうなところで見付けたホテル。小さいがネット接続(免費)ができ、造作もしっかりしていて良いホテルでした。110元。
(右)ホテルの近く。確か体育館がこの左にあった。往来する人の身なりも良く、文化程度が高そう。
 どちらも翌朝撮ったもの。
攀枝花市の朝

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  ミネアコンガの麓を目指し7:30出発。
攀枝花市の外れ
(左)昆明−成都へ鉄道が通じています。
(右)地図には高速道路があるかのように標示されていますが未開通。これは市の外れで工事中の橋。
攀枝花市で工事中の橋
イ族の男−1
 ほぼ金沙江に沿って省道214号を北上。この辺はイ族居住区のようです。イ族は着物が黒い。帽子が独特の形です。
イ族の男−2
ロケット
 雲甸から高速に乗る。
(左)西昌市。ロケット基地があるところ。
(右)金沙江。長江の支流です。
西昌付近の金沙江
給油待ちのトラック
 給油を待って長蛇の列を作るトラック。上海を出た日からずっと、至る所でこういう光景を見てきました。全国的に軽油が不足しているようですね。
 西昌から暫く走って瀘沽で高速が切れ、以後国道108号を走る。高速道工事の他、発電所の工事もあり道が荒れている。瀘定まで行く予定は到底無理と諦め、手前の石棉に泊まることにする。18時着。宿80元。 本日の走行距離 437km。 (累計 5260km)。
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