08.06.03 紅土地
東川から一つ山を上ったところ。向こうの山がいわゆる紅土地。
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 7時10分発。今日は雲南省北部の紅土地に向かいます。下界の南沙で米線の朝食。8;30発。

 個旧市を経て建水の手前で渋滞。原因は片側の道路工事。警官がいるにもかかわらず立っているだけで何もしない。向こうから来る車ばかり走り、こちらは止まったまま。堪りかねてA氏がM氏に「行ってこい」と命令する。M氏走って行って警官に何か言っている。A氏それを見て「何してるんヤ。しゃべっとったってあかんネン。早う止めんかい」。遂には自分が降りて行く。イラチなんですね。私もイラチですが、このA氏にはとても及びません。

 A氏が向こうに着かぬうちにM氏が反対車線の車を止めた。それでやっとこちらの車列が動き出し脱出に成功。約50分無駄にしました。この国の警官ってもう少しマトモかと思っていましたが、まぁホント、呆れ返るほど無能怠慢です。それと他の運転手。ただ闇雲に隙間に突っ込むだけで、渋滞の原因が分かっても何もしない。頭の中がどうなっているのかホントに不思議。

 昆明から崇明を経て国道85号を北上。東川市に17:40着。ここから紅土地まで未だ1時間半掛かる。それも山道なので今夜はここに泊まります。連休初日のためホテルは元より招待所でも強気。何軒目かで妥協。大した部屋でもないのに一室80元。本日の走行距離 513km。 (累計4113km)。

 夕食後、町外れの広場の縁日を冷やかす。人が一杯で汗をかく。ここはどういうわけか肥満女性が多い。以前、ここは銅の産地だったそう。道理で鉄道が通っている。お金持ちが多い町なのかも知れない。

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 東川市街から紅土地に向かいます。一つ山を越え、谷を渡ってまた上る。正確には昆明市東川区紅土地というらしい。昆明市と言っても実はもう四川省に近い。10年ほど前から写真家に注目され観光地として売り出し中という土地です。
紅土地手前の山上から
(左)ここは取っ掛かりの山の上です。

先に宿を決め、撮影ポイントをグルグル回る。

(右)代表的なポイント落霞溝。
落霞溝
紅土地−1
(左)麦、馬鈴薯などの畑、水田が緑、黄、紅の縞模様を作って大変美しい。雨が降った後が一番綺麗だそうです。

(右)畑に向かう農民。
紅土地−2
錦秀台下
(左)花は馬鈴薯か大根か。

(右)馬がいます。
紅土地−馬
紅土地−3
(左)光の当たり具合で色が変わる。

(右)畑では牛より馬なんですね。
馬のいる風景−1
紅土地−4
(左)集落は小さい。この土地では大人数は養えないということ。

(右)ウマイ具合に馬車を撮れた。
馬のいる風景−2
農婦たち
(左)家路を急ぐ農婦たち。女性は大体紅いスカーフを巻いている。少数民族かと一度聞いてみたら、漢族だと言う。

(右)こちらも帰るところか。
馬のいる風景−3

写真家の皆さん
(左)日没を待つ写真家たち。A氏、I氏、M氏。

(右)間もなく日が落ちる。
日没10分前
 丸一日多数のポイントを回り、19時40分宿に入る。泊まっている所は高度計によると標高2600米です。本日の走行距離 89km。(累計 4202km)。

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 この紅土地は県規模まではいかないかも知れませんが、少なくとも郡くらいの広さはあります。公道脇のポイントもありますが、車一台がやっとという細い道を通らなければ行けないポイントもある。下を見ると千仞の谷底。脱輪、転落しそうで尻の穴がムズムズする。 生者必滅会者定離。人間一度は死ぬんだと悟ってはいても、本能は生半可な悟りより強い。体は正直に反応します。
紅土地の朝
(左)朝。日本で言うと伊那谷みたいな段丘地形。ここにも棚田がある。
(右)中国人観光客。成都からと言っていた。我々が日本人と知り、中の一人が「これ日本で買った」と得意げに言う。
中国人ツアー客
 一週間のツアーで行って来たとか。物はフリースでした。中国製だと思うんだけれどそれを言っちゃ可哀想。「いい物だね」と褒めておく。別の一人は「成都是三国???」と言う。あぁそうか。「三国志演義」と紙に書いたら目を剥いた。ついでに「杜甫草舎へん好」と書けば「オー日本人は漢字書けるのか?」と来た。あんたモノを知らないね・・・は腹の中。若いのになかなかいい身なり。洒落た時計してる。マイナーリ? 「廈門。旅行で行った」。フーン。お金持ちなんだ。

 他にも観光客や写真愛好家のグループが多かった。聞くと昆明から、香港から。驚くのは愛好家たち。自家用車で来る人バスで来る人色々ですが、ほとんどが若いのにいいカメラを持っています。展望台では大口径バズーカ砲みたいなカメラがずらり。それもほとんどNikon、Canonの高級機。中国一体どうなってんの?と思いますね。
焚き火
(左)夕刻、何かを燃やす焚き火の煙が立ち上り一見長閑な農村風景です。
(右)こうして狭い畑を耕して終わる一生もあれば写真撮りに回れる一生もある。同じ中国人なのに。
 本日の走行距離 80km (累計4282km)。
農夫
 
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 終日強風降雨。何もせず沈澱。朝6時で10.5度。今回の旅行はプロ写真家に近い写真狂の方に誘われての旅ですから、自称「狂」の方々が「雲が切れるかも」と一瞬に望みをかけ、ジッと待機するのに付き合わざるを得ない。私もジッと我慢の子でした。夜9時半で11度。窓の隙間から風びゅうびゅう。

 <宿の情報> 郵編654100 昆明市東川区紅土地鎮花溝村花石頭社
  1.紅土地影友之家接待処 0871−6901339  2568617  一室40元で宿泊。
  2.紅土地撮影休閑園  0871−2567588 (李 青) ここは満室で泊まれなかった。80元。
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