3. 福建土楼群案内
土楼は福建・広東省境の山間部に集中しています。左図は福建省側だけの案内図。拡大してご覧下さい。もっと大きい画像は次頁をご覧下さい。

 福建土楼群案内と大きく出ましたが、私が実際に行ったのは南靖・梅林鎮と永定・高頭地区へ各1回、永定・湖坑(民俗村)2回の3ケ所だけです。上の案内図に写真が載っている土楼はそれぞれの地区の代表格。ピックアップされたものだけでもこんなにある。その中の3ケ所を見ただけで「案内」なんて烏滸の沙汰であるとは重々承知。でも、これらの全部を回って来るなんてことはまぁ、特別な必要があって、しかもタップリ時間を掛けない限りなかなかできないのです。その理由は、これらの土楼はみんな交通不便な山間僻地にある。例え目的地が1ケ所だけでも、とにかくどうやってそこへ行くかが問題。ましてや離れた2ヶ所、3ヶ所を一度に回ろうなんてことになれば、これはもう日帰りではできない。足の確保だけでなく、宿の心配も必要になります。

 まぁそういう事情をご理解いただいた上で以下、地勢や交通手段などについて、知っている範囲でご説明します。

T.地勢と入り口
 1.





 この辺の山はさほど高い山ではありません。しかし、その山がどこまでも続き、地形は複雑です。土楼群はそれぞれ小さな谷間に散在しています。そして、行政区画でいうと南靖市と龍岩市のどちらかに属している。南靖市から龍岩市永定地区に入ると、沢の流れが逆になります。南靖側では流れに逆らって進んだ。永定に入った途端、水は進行方向に流れる。これを見ると、行政区画というものはチャンと地形・地勢に従ってできているものなのだと納得がいきます。
 2.



 厦門から土楼群にアプローチするのならば当然、章州を経由して南靖土楼群を見に行くのが自然です。龍岩市域まで足を伸ばす場合、日帰りならば湖坑(民俗村)までが限界です。それより先へ行きたいのであれば、どこかに泊まらなくてはなりません。
(注)章州の「章」は本当はサンズイ付きです。
 3.




 泊まりとなると、龍岩市に3星か2星程度のホテルが何軒かあります。永定には私行ったことはありませんが、鉄道駅がありますから星無し程度のホテルはあるでしょう。また全部ではありませんが、観光客を泊める土楼もあります。宿料はたぶん、(土楼なら)30元40元程度でしょう。なお、観光客が多い民俗村には旅社が沢山あります。この宿料も土楼と同程度です。
 4.







 湖坑(民俗村)よりもっと先へ行くのであれば、龍岩または永定を起点とするのが賢明だと思います。厦門起点ですと永定地区に入るまで、順調に走っても3時間半かかります。永定の町まではもっとかかる。しかも南靖から先は道が悪い。
 龍岩までは厦門から直達バスが出ています。途中高速道路を走りますので、所要時間は3時間程度です。これを利用するのが宜しいでしょう。龍岩から永定まではミニバスが頻繁に出ています。所要時間はたぶん1時間弱。ですから一気に永定(の町)に入る場合、遠回りしても直行とそんなに時間は変らない。ただ、龍岩での乗り換えの時間分遠くなります。その待ち時間は(私1回行っただけなので)読めません。
 5.



 厦門から龍岩、永定を通って広東省に抜ける鉄道もあります。しかし列車は本数が少ないだけでなく、非常にのろい。以前これを利用された徘徊老人さんのお話によると、永定到着が夜明け前だったそう。で、旅社を叩き起して仮眠を取られたとか。このように列車は便利ではないのでお勧めできません。

U.交通手段(厦門起点)
 1.


ツァー
 現地編成の土楼観光ツァーはありません。ツァーご希望なら、日本編成のツァーに乗るしかないでしょう。ツァーは南靖土楼群を案内していまして、永定までは入りません。
 2.










車のチャーター
 個人(自由)旅行だと、車のチャーターかバス利用になります。
今回チャーターした車は厦門春輝旅遊車隊(全国双百強旅行社)。鄭 均
                〒361003 厦門市新華路78号華建大厦12楼
     (Tel)0592-213-0713. 213- 6006  (FAX)204-8395. 204-8576
     http://www.xmch.com    E-mail : chunhui@public.xm.fj.cn
 
 チャーター料700元(高速道路料金込み)。食事こちら持ち。しかし途中、運転手の方が我々に水やら果物やら買ってくれました。自営業なのかな。街を走っているタクシーもこの値段ならチャーターできます。プロカメラマンらしき人が、章洲のタクシーで来ていました。章州のタクシーなら厦門でチャーターするよりもずっと安い筈です。
 3.














バス
 往復路とも、永定または下洋と厦門の間を結ぶ直達バスと何回もすれ違い、或いは追い越しました。厦門市内に長途バス站が三つあります。その数から見て、それぞれの站から朝数便のバスが出ているものと思われます。行ったバスは帰って来なくてはならない。ですから、厦門から往復ともバス利用で永定・湖坑(民俗村)の日帰り観光は可能です。ただし、往復8時間、現地に2時間。計10時間見なくてはなりません。バス料金は厦門から湖坑まで片道40元程度です。そして、湖坑(民俗村)からの最終バスは厦門行がpm3:30、龍岩行がpm4:00です。

 なお、湖坑(民俗村)で厦門行最終に乗り遅れた場合、龍岩行最終バスに乗れれば龍岩から厦門行直達バスで帰って来られます。こちらはその時間でもまだ便がある筈ですから。

 永定行きバスは南靖・書洋鎮を通ります。ここでバスを降りてバイクタクシーで梅林鎮、田螺土楼群を回る手もあります。
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