03.10.08  思渓・延村
思渓一
思渓二
思渓三
思渓四
 
思渓の入り口の橋。橋の内部。村人の溜まり場のようでした。右2枚は水辺の風景。

 古代人@厦門です。続きです。そして最終編です。

 昨夜は列車の中。早速シャワーを浴びてサッパリする。部屋の対面が「田園旅行社」なるもののオフィス。そこの女性がさっきフロントで「ウチに寄ってくれ」と言ったので覗きに。女性雑誌の「窈窕になるための食事」という料理写真付きページを読んでいました。紙も上質紙。綺麗な雑誌でした。その女性、決してデブじゃないのに。女性は細くなるのが永遠の夢のようですね。

 あれこれ通り一遍の話をしているうちに、「日本人は不坏」と言う。理由は「中国を侵略した」。私、辞書を持参していないのでよく分からないのですが、不坏というのは「よくない。気にくわない」くらいの意味でしょうか。「江さんがそれをよく言うけれど、長年日本は中国に多額の援助をしているよ。そのことは聞いてないのかい」と言ってやった。「そんなことは不知道。とにかく日本人不坏」。散々言いたいこと言っておきながら、私が帰ろうとしたら、「日本人の客を紹介して頂戴」と名刺を寄越しました。「ゼニ・カネ・マネー」のこととなると、話はまた別なんですね。

 ここでちょっと、旅行情報の手がかりを書いておきます。
1. www.wyren.net  火車で一緒だった若者が分厚い資料を持っていました。internetで調べてプリントアウトした物だとのこと。そのURLを聞いたら、昨日E-mailで知らせてくれました。
2.www.ewuyuan.com.cn Wuyuan旅遊網址。 李坑の門票の裏に書いてあります。
3.田園旅行社(有限) 副総経理 銭 雪琴  tel:0793-7346910 fax:0793-7346930
 信頼できるかどうか保証の限りではありません。けれども、例えば車をチャーターできるかどう かといった情報は取れるのではないかと思い、付記しました。

 翌日8時に行動開始。フロントに頼んでバイクタクシーを呼び、北線(延村→思渓→清華鎮→彩虹橋→理坑)を50元で交渉。運ちゃんはこんなに回るのなら60元だと主張する。まぁいいだろ。「私が見物している間ジッと待っているんだよ」と念を押し、60元で手を打ちました。

 最初の延村までは約20分かな? 李坑とは別の方角ですが、こちらも道路の舗装は非常に良好。途中川に沿って走るんですが、この川岸の風景も牧歌的で良かった。ただ昨日と打って変って気温が下がり、半袖シャツ1枚では寒かった。なんせ風を切って走りますからね。

 延村前面の道路には遮断機が設置されていて、そこで止められた。横に切符売り場が。そして制服着た若い女性や男が一杯いる。勘定したら女の子だけで10人ちょっといる。ヤァヤァこれは何事ならんや! チケット買おうとしたらチーフらしい男に呼び止められ、「あんた外国人か?」。「しかり」。「それなら買票不要」。「エッ!」。狐につままれたような気持ち。こんなことってあるんだろうか。昔は外国人は何でも中国人の二倍取られたのに。

 「英語可以マ?」。「一点」。そこで若い女性が一人選ばれ、「案内する」と言う。なんだかよくワカラン。後で「金払え」と言われるかも知れんけれど、そんときゃそんとき。ケ・セラ・セラであります。

 集落内の歩き方は、基本的に昨日の李坑と同じ。順路指示板と景点番号マークがあります。それに従って歩き、見物する。同行のガイドは「この彫刻見てください。ここが少し他の家のと違う」なんて説明しますが、まぁそう言っちゃなんだけれど、そんなのどうということはない。景点でない家で、おばあさんが丼抱えてお粥食べている。いい写真撮れそう。そこで「撮っていい?」って聞くのにこの子に通訳して貰う。そういう役には立ちましたね。で、写真は断られましたけどね。

  延村は平地にあり、全体像は横の山にでも登らないと見えません。感じでは李坑より少し規模が大きそうでした。しかし、建物の作りは李坑と同じ。連屋(外へ出ないで隣家に行ける)が1箇所あったのが少し違うだけ。ただ、商売っ気はない。物を売っていない。それが気に入った。見物終わってもガイド料払えとは言われなかった。李坑とはエライ違いでした。

 思渓は延村からまた5分程奥に走った所。ここは川縁にあり、村へ入るのに屋根付きの橋を渡ります。これはなかなか良かったです。後はどうということはない。ガイドもいないし、物も売り付けない。サッパリしたもの。15分も歩けば回れちゃう。

 再び引き返し、遮断機の所で降りてチーフと握手し一言礼を。日本人は礼節を重んじるのです。エヘン! 誰も言わないから自分で言う。

 バンで乗り付けた観光客と江蘇省からの大型観光バスが丁度着いたところでしたが、バンの方は村側が票を買えというのに納得せず、口論になっていました。観光バスの方は添乗員が降りて来て票を買っていた。村側は制服着た男がバスに乗り込み、人数を確認している。なかなか厳重です。外国人無料ということは、外国人にもっと来てほしいということなんでしょうね。

 さぁここまでは良かった。ここから先で問題発生。運チャンが「次はどこか?」と聞くから「清華鎮」。「そうか分かった」と町の方角へ戻る。川を渡って左折。奥地の方へ向かう。暫く走って再び川を渡り、大きな村に入った。運ちゃんそこの人に何か聞いている。「ここは違うよ」と言われたようで、「我走過了」と言ってまた元の道に出、今度は町の方角へ。つまり引き返した。途中で曲がるのかと思っているうちに、曲がらずにとうとう町へ入ってしまった。ホテルへ戻って訳を聞いたら、「清華鎮って行ったこと無い」と言う。「じゃ彩虹橋まで行こう」。「あそこは2時間もかかるから嫌だ」。

  開いた口が塞がらない。そんなら最初からそう言え! ふざけやがって。「20元しか払わんゾ」。「いやトンデモない。40元だ。待ち時間もあったんだから」。よくそんなこと言えるよナ。「ダメだ」。フロントも流石に呆れたらしく私の肩を持ち、結局20元で押し切り。で、フロントがまた別のバイクを探しに出て行った。私それを止めた。もうなんか、急に意欲が消えちゃったんです。彩虹橋も理坑もどうでもよくなっちゃった。彩虹橋はちょっといいかも知れない。でも理坑はおそらく延村や思渓と同じでしょう。昨日の女の子のお兄さんは「理坑は未開発だ」と言っていたし。

 それで、博物館も見ないで、ミニバスで景徳鎮に戻りました。今思うと、博物館くらいは見ておけばよかった。時間はあったんですから。

 行き当たりばったりの個人旅行は昨日のようにいいこともありますが、このバイク兄ちゃんみたいないい加減な奴にスカ食わされることもある。いやいや、肝心なところで「騙子」にブチ当たって仕舞いました。後から考えたらバイクが新品だった。そこで「こいつは新米」と気が付かなければいけなかったと反省しております。

 ここは辿り着くまでが大変。ですから写真を見て、「いい所だな。一度行ってみたいな」。そう夢見ているのが一番いいのではないか・・・というのが私の結論です。全部見ていない癖に甚だ主観的な評価を下して申し訳ありませんが。
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