02.10.04 建築ブーム

 井上@上海さん 島田さん 皆さん今晩は。古代人です。
 東山という広東省との境界に近い所まで行って、今(午後7時)帰って来たところです。名前から山かと思って行きましたら、何のことはない東山列島のことでした。その話はまたいずれ。

 さて、厦門は島。橋を渡る前も渡った後も、沿道には黒山の人。みんな厦門の中心部の方角を一心に凝視している。そう。バスを待っているんです。国慶節の連休。みんな田舎へ帰るわけ。でもやっとこさ来たバスも多分、止まらないで素通りしちゃうよ。始発停から既に満員ですからね。

 交通量はさすがに普段より多いけれど、日本の年末やお盆の程度に比べればどうということはない。Toll gateで少し渋滞した程度で、チャーターしたサンタナは一路北の方角プー田へ向かいます。車は新しい。道路も新しい有料道路。中央分離帯があるから反対車線を走ってくる気違いに冷や冷やすることもなく、助手席に安心して乗っていられる。いい気分です。

 厦門は有名な町ではあるものの、そんなに大きくはありません。橋を渡って暫くするとすぐ街並みは切れて田園風景になります。目に付くのはサトウキビ、一見蜜柑の木に似た竜眼の木。そして道沿い或いは畑の中の新築の家々。この新築の家というのが面白い。みんな例外なくレンガ作りで、だいたい3階かたまに4階建て。それも外壁だけ出来て中はガランドウの家が圧倒的に多い。初めは厦門近郊だけの現象かと思っていましたが30分、1時間走ってもなお続く。不思議に思っておしゃべりに夢中な同行三人に、「これはどういうことだろう?」と聞きました。

 答えは三つに分かれました。一人は「景気がいいから」。一人は「お金が途中で無くなったから」。一人は「隣が建てるからにはこちらも建てなければ面子に関わる。無理してでも同じ程度のものを建てる」。まぁどの答えも部分的には当たっているんでしょうが、もう一つピンと来ない。家を建てるのは一生仕事。それは日本も中国も同じ。中国人は気が長い。まぁ無理しないでボチボチやるんだろうな・・という見方で落ち着きました。

 泉州の手前で大きな川を渡ります。名前を聞いたら「晋江」という答え。ああ、これが晋江か。美食城にいろいろ湯(スープ)がある中で、私が一番気に入っているのが「晋江石獅湯」というもの。味がサッパリしていてコクがある。具がまたおいしい。魚のすり身でくるんだミートボールと、同じ魚のすり身だけを単純に垂らした物。これが獅子の鬣に似ているところから付けた名前なのでしょう。すり身ですからぷりぷりと歯応えがあります。牡蠣の鉄板焼きとこの湯があれば、後は何も要らないという逸品です。

 約2時間で有料道路を降りてプー田市。市内には入らず「めい(サンズイ+眉)洲島」へ向かいます。畑ばかりで海は見えない。途中、「媽祖生誕地」という立て看板が。そのうちにまたまた建てかけの家が目立ち始めた。沿道にずっと続く。この辺はよほど景気がいいのか。なぜなのか分からないままに突然右手に海が見え、土産物屋、屋台が並んだ船着場に到着。

 ここからフェリーに乗ります。丁度昼食時刻。まず食事をすることに。

 突然ですが、さっきの話に戻ります。「未完成の家」の話です。数日前に見た華声和語というメールニースのある記事を思い出しました。「新○鉄、ト○タ自動車、三○商事の三社が中国で鉄骨作りの家の販売を開始する」という内容。中国政府が農作物への影響、自然環境の保護に配慮し、今後住宅建設にレンガの使用を禁止する決定を下した・・ことに対応しての行動だそうです。

 外壁部分だけ作って中断している理由がこれでわかりました。日本の三社も素早いけれど、中国の人たちも素早い。ホトホト感心します。長くなりますから、続きはまた明日。
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