01.03.12  北京の印象
八百屋
路上の八百屋

 野菜について愚妻が何と言っていたかというご下問ですが、「冬場なのに種類が豊富ね。しかも安いわ」といたく感激の態でした。

 会食した相手のもう一人の女の子は土佐の出身で、明大卒業してすぐ北京民族大学へ来たと言っていた。少数民族の大学だそうです。無口な子であまりしゃべらなかったが、食事が終わった頃、おずおずと口を開いて言うことにびっくり。日本に居たとき上海の中国人と文通していた。私の師範大学の学生で、これこれという名前だと言う。なんとそいつはオレが教えている学生。女の子だが授業中欠伸はする、私語はする、ビスケットなどを口にするという態度の悪い奴。世間はホント、狭いものだね。

 再会を約して別れ、ホテルへ。タクシーは簡単に捉まる。上海のタクシーはサンタナ一色だが、ここ北京はシャレード1.2元。シトロエン1.6元。サンタナ2.0元と3種類ある。選択肢が多いということは利用者にとっていいこと。車も上海に比べて綺麗にしている。感じがよかったね。

 ホテルのシャワー。朝、お湯が出なかった。夜も15分くらい出しっ放しにしていないとお湯にならない。宿泊者が少ないせいか。

 翌朝、またもシャワーは水。帰りの飛行機は15時発。すこしゆっくりして10時にチェックアウト。フロントに苦情はどうなったかと問いただす。前にクレーム付けた子はいないが、その子が「領導に聞いて答える」と書いた紙を持っていたので、それを突きつけた。フロントの子はあちらこちらに電話して、初めの子に事情を聞いているのだが埒があかない。結局社長らしき男が出て来て、少しディスカウントするから勘弁しろということになった。

 金はどうでもいい。要は「キチンとしろ」ということなんだが、ここの人間の対応は大体その場限り。取り敢えずやり過ごしてしまえばいいというのが多い。だから、クレームを同僚に引き継いでいない。従って、「あれはどうなった?」と聞かれる方は、何の話か分からないわけだ。しかしよくしたもので、何だか分からない事を問い詰められる方も泰然としているね。慣れっこなんだろうね。

 井上氏と共に友誼商店へ。昨日の秀水居の近く。家内が日本へのみやげ物を買うというんだ。秀水居より品質がよかろうというわけ。その代わり、負けないだろうと思ったが、家内が交渉したら20%近く負けたのには驚いた。愚妻はご満悦だった。オレにはよく分からないんだけど、女は負けさせると勝利の快感がこみ上げるみたいだね。

 ゆっくり品定めをしたため時間が経っており、丁度昼飯どき。近くの飲茶の店に入った。鱶鰭の専門店だったので高かった。大使館街の近くだから、ということもあるのかも。しかし、たまには飲茶もいいもの。

 井上氏に案内されて、国際飯店から14時発の空港行きの民航バスに乗る。一人16元。時間になって運転手が乗り込んだ。発車しない。しきりに外を見て、クラクションを鳴らしている。なんだろうと見ているうち、業を煮やしたらしく、運転手車を降りて隣に駐車している空のバスに近寄り、窓を叩いた。そしたら中に寝ていた男がむっくり起き上がり、こちらの車に来て、客のチケットを回収。チケットを持って出て行った。たったそれだけの仕事なら、運転手でも出来るだろうに・・・という発想は日本人的なんだろうね。ここでは、少しの仕事をみんなで分け合って生きているわけだ。なお、井上氏とはここでお別れ。彼はまだ用が済まないらしい。
掃除のおばさん
 空港までの道筋は綺麗でした。美しいということではなくて、ゴミゴミしていないということ。道路も立派。これで人間の感性やマナーがしっかりしていれば、世界一流の国だと思うんだけどなぁ。
 帰りの飛行機は1時間40分で虹橋空港着。行きは浦東空港発でした。こういう融通無碍なところがまた面白い。タクシー乗り場までの間、白タク運転手がまつわりつくのを一切無視。正規のタクシーで帰館。今回の旅行、愚妻はご満悦でした。

 愚妻は17日朝帰国しました。亭主よりフラメンコのレッスンの方が大切なんだそうです。これにて北京リポートは終わります。
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