16. エボラ・モンサラーシュ エボラ(Evora)リスボンから2時間弱内陸部に入ったところにある町で、ローマ時代の神殿や人骨堂がある。南の海岸まで行くのは少し億劫だから、その代わりに・・ということで出掛けて行った。中世そのままの町でした。

パンテオン エボラ大学の学生。何かクラブの行事らしい
             

町の中を行き当たりバッタリに散歩して回った。プランを立てなかったから、人骨堂は見損ないました。その代わり大学生が歌いながら練り歩いているのにぶつかり、これが結構面白かった。宿(Residencial Diana)は三星。朝食付40ユーロ。昔の住宅をそのままホテルにした感じ。部屋は狭いが天井が高かった。

モンサラーシュ(Monsaraz)

 エボラからスペインへ向かい、あともう少しで国境という丘の上の村。日帰りで行けると、ナザレで会った若者に聞いていた。村もさることながら、その周囲の自然が素晴らしいとのこと。それで行く気になった。ガイドブックに当たったところ、「日曜日はバスが無い」と書いてある。今日は39日の日曜日。まぁ泥縄式だからどうしようもないね。カテドラル前の広場に屯すタクシーに聞いてみた。「幾らで行く?」。何か表を取り出して「58ユーロ」と言う。結構な値段だ。でも思い立ったら行かないと気が済まない。そのタクシーでドライブすることに。

タクシーはベンツの新型。運転手は若い。英語が少し話せる。生まれてこの方ずっとエボラに住んでいる。親父と交代でタクシーをやっている。32歳。子供が二人いると言っていた。道の左右に展開する景色は素晴らしかった。ゆるやかな起伏がある緑の牧場。オリーブの木が点在する。たまに牛や羊。そして丘の上に大きな農園主の屋敷。それが1時間のドライブの間ずっと続くんだ。見事なものだった。前方に村が忽然と現れる。何だかお伽噺に出て来そうな景色だ。国境防衛の必要から作った村だろうか? しかしこんな小さな村がそんな役に立つとは思えない。いずれにせよ、この村を横に見てあと数キロ走るとスペイン領に入るのだそうだ。

モンサラーシュ モンサラーシュからスペイン方向を見る
モンサラーシュからエボラ方向を見る 乗ったタクシーと運転手

村の中には型どおり教会があり、驚いたことに闘牛場もあった。写真の左、塔と塔の間です。水場もありましたね。水が無いと篭城はできない。チャンと水が出る所を選んであるのには感心した。

エボラに帰り着いて運転手に60ユーロ上げた。帰り道、写真を撮る為に少し後戻りしてくれたこともあるが、快適なドライブで気分が良かったから。この辺(アルト・アレンテージョ地方)56月になると猛烈に暑くなり、降雨量も激減して牧草が褐色になるのだそうだ。だから我々は期せずして一番いい時期に行ったことになる。

 終わるつもりが終わらない。この次には終わらせます。

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