2003:06:19  厦門へ

 皆さん 今晩は。古代人です。

 厦門では日本語環境の備わったネットカフェが見当たらず、遂に送信が叶いませんでした。自分のPCは携行しなかったんです。結構重いものですから。本日(19日)上海に戻り、これを打ってます。

 16日午前10時上海発のK175で厦門へ向かいました。上海駅軟座侯車室へ入りますとまず、検温があります。私いつもの調子でズカズカと奥に向かいましたら、横のデスクのおばはんが何か喚きます。何かと思ったら、そこのマークで止まれと。なるほど、足元を見たら足跡マークがありました。そこで向こうの機械から電波が飛んで検温。何事もなく、件のおばはんはさもさも面白くないという表情で「体温正常」とかいうゴム判を捺す。何に捺すかというと、火車票に最初から付いてきた健康申告書に、です。

 待合室のソファーで申告書の全項目を書き込み、エスカレーターに向かいます。そこに立っている小姐に申告書を見せますと、電話番号が書いてないと言う。結構細かく見ているんですね。その場で携帯の番号を書き込むと、OK。「4号台だよ」と、プラットフォームの番号を教えてくれる。列車に乗り込むとき、その申告書は当該車両の係の小姐に取り上げられました。

 済みません。眠くてしょうがない。今朝は5時に起きたものですから。明朝続きを投稿します。
 

同室の若者
同室の若者達。真ん中は一人旅。両端が同事。昼飯はみんな初対面なのに真ん中の彼の奢り。それが中国の習慣なんでしょうか。  厦門行きの列車に乗り込みました。軟臥上鋪で24時間40分掛けて行きます。上鋪ですからいつでも寝っ転がっていられる。だから体は楽なんですが、軟臥に乗るとちょっと厄介なのが同室者の質問。中国人って好奇心旺盛で、人のことを根掘り葉掘り聞いてきます。これが煩わしい。
 今回の同室者は30代と覚しき男二人と20代の女性一人。みんな若い。やや年嵩の男Aは製紙会社の技術者で、福建省・[こざとへん+召]武へ帰るところ。音は「ソオウ」と聞こえました。若い方の男Bは寧波から出てきて女性と合流。コンビを組んで厦門へ自動車部品のセールスに行くところ。女性は上海人。男Bとは会社は別なんだが、何か提携関係があるらしい。同事の関係だと言っていました。

 列車が走り出したらすぐに質問が飛んできた。男Bが「ナグオレンマ?」。にやにや笑って黙っていたら、女性が「日本人」。図星だから「対」と答えたら、「南京師範大学で2年間日本語勉強したけどすっかり忘れた」と。スマートでなかなか綺麗な子です。

 次は「中国に何時来たか」。その後どんな質問が続くか、皆さんも大体見当付きますでしょう。話しは中、英、筆談のチャンポンです。男Aがチョッと英語できるんです。独学だと言っていましたが、なかなかのもの。そうこうしてるうちに列車が徐行し始めた。最初の停車駅です。「嘉興だね」と言ったところ、男Bは「違う」と言う。男Aは「多分そうだ」。女性は黙っている。女性が地理に弱いというのは万国共通ですね。何故でしょうかね。やがて駅名表示が見えて、やはり嘉興でした。そこで男Bに言ってやった。「あんた外国人じゃないの? 寧波人って嘘でしょう」。他の二人は大笑い。男Bはしきりに言い訳を。

 男Aが「ここは西施の出身地だ」と言う。そうかそれは知らなかった。けれど「西施は呉王夫差の寵妃だったよね」。今度は向こうが知らなかった。参った!・・・・という顔をする。2本軽くジャブを入れたところで1R終了。食堂車へ行こうと誘われた。

 私、食堂車は嫌い。高くてまずいこと経験済み。だからインスタントラーメン用意してきている。でも一人だけ残るのも淋しいからついて行った。果たして米飯は半煮えのボロボロメシ。私ァ米だけはうまいものを食いたい。だから殆ど食べられずに残した。でも菜は案外おいしかった。彼らそのボロボロの米飯をしっかり食べる。その辺の感覚は随分違いますね。私にどうして食べないのか? と聞くから、仕方なく、元来小食なんだと答えておいた。

 更に驚いたのが勘定。100元近かったかな。男Aが全部払った。私が「自分の分は払う」と言っても受け付けない。50元札が行ったり来たり。結局根負けして好意を受けましたが、知り合って1時間の他人3人の分全部払うってのは一体どういうことなんでしょうか。よくわかりません。

 部屋に戻ったらみんな昼寝。私は金華でハムを買いたい。そのつもりで上鋪で本を読んでいましたが、知らない間に眠っちゃった。目が覚めたときはもう金華は遥か後方でした。

 それから後ずっと、午後10時に男Aが「ソオウ」で降りるまで質問の矢が。なんだかんだ言っているうちに日本の中国人犯罪の話に。そしたらすかさず「南京大虐殺を知っているか?」と来た。私この手の話では絶対逃げないことにしている。自分の見方を話しました。案外なことに相手は冷静に耳を傾けてくれた。反論無し。これ初めての経験。大抵は激昂して議論にならない。中国も変わってきていますね。日本の若者もしっかり勉強して自分なりの歴史認識を持ち、その上で近隣諸国の人と仲良くしてもらいたいものです。

 その他日本からの援助の話もしましたが、これは頭から「信じ難い」という反応。政治的な話の領域に入っちゃうのかもしれませんので、委細は省略します。

 男Aが降りて空席が出来た。もう乗って来ないだろうと思っていたら、あに図らんや男の客が一人乗ってきました。チャンとコンピューター管理ができているんでしょうね。感心しました。あ、それから途中で一度、検温に回ってきました。なかなかしっかりやっています。

 ここでみんな就寝。外は雨でした。
TOP  前頁 NEXT