06.06.18 エレベーター
住まいのエレベーター
33階まであるマンションなので、エレベーターが単層、双層、消防の3基あります。これは単層用。消防用は全階に停まります。

 皆さん 今日は。日本は梅雨入りとか。こちらも蒸し暑い日が続きます。ただ今、室内で27.2度。湿度75%です。

 この上海便り、かなり間が空きました。一つには忙しくて・・・ということ。もう一つの理由は、ネタがない。適当な話題が見付からないのです。毎日住まいと職場を往復するだけ。ちょっと変った経験ってのが無い。だから書きようがない。でもここで止めちゃうのも何だしなぁ。そこで無理矢理捻り出したネタがエレベーター。

 NHKのBSニュース見ていたら「シ○ドラー社は・・・」とやっています。最初は何のことか分からなかった。馴染みのない社名ですしね。そのうちに事情が分かり、世界一安全と言われる日本にしてはお粗末だなぁ・・・と。

 エレベーターってのはあれ、オーダーメイドなんですよね。エレベーターメーカーが作っているのはおそらく根幹の動力装置くらいで、あとは(筐体も制御ソフトも)外注している。プレートの社名だけは元請けメーカーの名前になっていますが、例えば筐体は、ホールの幅に合わせて専門の業者が手作りで作る。施主があまり叩くと、メーカーはどこかで手抜きする。今回事故の原因はそれじゃないか。それが第一感。

 それで思ったのが、中国では同種の事故をあまり聞かないなぁということ。何しろ広い国ですから、例えば成都でそういう事故があったとしても上海では報道されないのかもしれない。或いはそうではなくて、中国のエレベーターは案外しっかり作ってあるのかも知れない。時々お目に掛かるこちら製のものは動くときゴロゴロと音がしたり、大体において動作が緩慢です。こちらの人は概ね仕事はのろいけれど、エレベーターに乗ったときだけはせっかち。よく閉ボタンを何回もカチカチと押している。でもドアはすぐには反応しない。それでいいのだ。何でも早ければいいってものじゃない。安全が第一。

 なお、上海では日本のメーカーが頑張っています。M社、H社製をよく見ます。たまにF社もある。私の住まいのはM社製です。外資ではオー○○ス社が多いみたい。この会社は戦前から中国で営業していたんじゃないでしょうか。

 話は一転します。住まいのエレベーターはどういうわけか奥が鏡張りです。私は31階なので下りの時は最初殆ど一人。後から乗ってくる人で、女性にこの鏡で髪、衣服の身繕いをする人が結構います。まぁ普通は人目を気にしますよね。でもこちらの女性はあまり気にしない。

 昨今、日本でも朝の通勤電車の中でお化粧をする女性が増えたとか。先日「携帯をもったサル」という本を読んだら、それは内と外を意識しない、別の言い方をすると外も内の延長と考える人が増えたからだそう。著者はニホンザルの研究をした人で、ニホンザルってのはほぼ一生をその母系グループ内で終わるのだそう。外の荒波に揉まれることがない。日本では子供の過保護が続き、外も自宅と同じとする感覚の人間が増えた。サルに似て社会性を失ったのだ・・と説かれるわけ。

 するとエレベーターの鏡で身繕いをする中国女性も過保護の結果そうなったんだろうか? それはどうも違うような気がする。こちらでは夫婦喧嘩もわざわざ戸外へ出て大声でやり合う。井上@打浦橋さんの言われる「他人との垣根が元々低い」、つまり「社会の縛り」が元々日本ほど窮屈じゃないということではないか。ですから「携帯をもったサル」の著者の分析は日本人限りの話で、中国人には当てはまらないと思います。

 この本は面白いですよ。お勧めです。

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