06.11.14 上海タクシー事情
大衆タクシー
最大手の大衆。運転手は不正行為をすると即クビ。だから信用がある。中国人はこういう制服が好き。

 私は滅多にタクシーに乗りません。貧乏人だからと言うこともありますが、そもそもタクシーでないと間に合わないというような用事が余りない。急ぐ必要がなければ、またタクシーでないと行けない場所へ行くのでなければ乗らない。当たり前の話ですが。 

 それがですね。先週家内が友人を連れて来ました。こういう時チャンとしておかないと後が怖ろしい。彼女たちの注文をこなすためにタクシーをフルに使いました。しかし、これがなかなか捕まらないんですね。以前一度、徐家匯で呑み会やって10時頃帰ろうとしたら、全く捕まらなかったことがあります。偶に来る空車を奪い合い。その経験をすっかり忘れていました。

 先ず彼女達と梅龍鎮伊勢丹で落ち合った。彼女達はツアーで来たんです。そのツアーから離脱したわけ。伊勢丹は言わずと知れた日系デパート。何故日本人のツアーが日系デパートに寄るのか。不思議に思って聞いてみたらトイレを借りるのだそう。へー! 伊勢丹も迷惑だろうナァ。そう言ったら「浦東のトイレ休憩はナントカいう豪華ホテルだったヨ。堂々と入って行ったわヨ」という返事。「日本人はトイレにうるさいから」とガイドが言っていたそうです。

 で、彼女たちは先ずダンス用の靴を買いたい。徐家匯に向かう。そのタクシーを捕まえるのが一苦労。空車が来ない。その日は花金。そして後で聞いた話では、伊勢丹の前はどうしてか空車が来ない所なんだそうです。偶に来てもアッという間に人に取られる。

 こりゃ地下鉄で行くしかないかな・・と諦め掛かったところで、センターライン寄りに赤信号で止まっている空車が目に入った。即ダッシュ。ドアを開けたら運転手が「快、快」と怒鳴る。普段はゆっくりの彼女達も素早く飛び乗り即発車。警官に見付かると200元の罰金だそうな。客じゃない。運転手が・・・ですよ。あの辺はタクシー乗り場以外で客を拾ってはいけないらしい。多分交通量の割に道が狭いからでしょう。

 次は徐家匯で用を済ませたあと。拙宅の近く瑞金二路の按摩に行きたい。ところが空車が来ない。5時過ぎだと本当に空車が無いですね。雨も降ってないのに。タクシーが少な過ぎるのか。それとも乗る人が多いのか。おそらく後者でしょう。昼間は空車が多いですから。勤め帰りの人が乗る。上海の所得水準上昇がこういうところでも分かります。

 あちこちさまよい歩いて、こりゃダメだ。この辺の按摩に行こうと反対方向に歩き始めたところへ向こうから空車が来た。センターライン寄りを走って来る。こちら歩道寄りを走ってくるバイクや車を無視。センターラインまで出て行ってそのタクシーを止めた。そうでもしないと人に取られちゃう。もうこういうところは私も中国人並みです。でもその内に車に刎ねられるかもしれない。

 この後は凄い渋滞。結局按摩は諦めた。7時半開演の雑伎に間に合わなくなる虞がある。では南京西路の避風塘で食事を・・と行き先変更。行ってみたら店の前に行列。食事も諦めて雑伎の雲峰劇場へ直行。無駄にコの字型に走ったことになる。降りるとき運転手に「辛苦了」とねぎらったところ、運転手ニッコリ笑って「不辛苦」。そうか。運転手は長く乗って貰った方がいいんだ。

 年々車が増える。万博に備えて工事が多い。10年ほど前、上海の交通事情の悪さは日本に聞こえてくるほどだった。再び大渋滞時代が来る予感がします。

優質車
(写真)ルーフの「優質車」というのが会社名なのか運転手が優質なのかよく分からない。結構よく見掛けます。ただこの車にはフロント上部に三☆のマークがある。ドライバーは間違いなく優良運転手なのでしょう。

 MLのお友達からコメントをいただきました。上海在住の方です。

 肥後のいごっそ@上海です。

 数年前に比べると、タクシーに乗る上海人は本当に増えていますね。もう一つ捕まらない理由があるそうで、市中心部の渋滞によるものだそうです。

 上海人がタクシーに乗っているといっても、20元までの距離がほとんどだと思います。夕方のラッシュに市中心で流していても、回数を稼げない。そこで渋滞のない、少し離れた地下鉄の駅周辺を流して、短距離で回数を稼ぐ運転手も多いそうです。

 市内には乗りたい人が多いのに、タクシーは渋滞を嫌がり郊外へ…悪循環ですね。

 静安寺周辺はタクシー砂漠で、私の最高は金曜の夜9時にポートマン周辺をさまよい、2時間かかったことがあります…。

 どうしてもタクシーに乗りたい場合、バスで上海駅まで行けばとりあえず乗ることは出来るのですが(^_^;)

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