01.05.13.  徐州から泰山へ
入山口から見る泰山
入山ゲート付近より見る泰山

 今日は13日。朝7時、警官から下海(シャーハイ)したという李氏が約束どおりに現れる。すぐに2階の餐庁へ。客が10人も待っているというのに、今しもウエイトレスがバタバタと支度を始めたところ。このホテルはこれだけでペケ。皆さんご利用にならないように。

 チェックアウトもこちらは柱の陰に隠れ、李氏が手続き。無事にデポジットも戻り、早速徐州站へ。タクシー代5元。いいと言うのに、李氏が払った。10日後にはまた上海へ行くという李氏と再会を約し、08:06発K414青島行き新空調軟座特快に乗る。ダブルデッカーだ。票価52元。新空調というのは旧とどこがどう違うのか、乗る度にいつも疑問を持つのだが、素人なのでよく分かりません。どなたか教えてください。

 やはり乗り心地が違いますね、このダブルデッカー。これ上海−南京間を1日2往復くらい走っています。二人がけの席が向き合っているボックス型。時々利用していますが、揺れが少ない。また、乗客も概して質が宜しい。「こっちは4人だから、あんたあっちの席に座ってくれ」と言われることは間々ありますけどね。それで彼(女)等はすぐトランプを始める。でなきゃ、ヒマワリの種を食い始める。大声でしゃべる。そのほか何をしているかというと、新聞を読んでいる人は多いが、いわゆる読書している人は見たことない。一言で言えば、ストレスがたまることはしない。

 昨朝の徐州到着前も今日の徐州発車後も、車窓から見えるのは濃い緑の麦畑ばかり。ところどころに今が盛りの菜の花が色を添えている。「行けど進めど麦また麦の・・」という歌詞は、決して嘘でも誇張でもないということがよく分かりました。それにしても人家が少ないね。これだけの畑を誰が耕すのか。人口13億なんてホンマかいな・・・なんて気がする。ホント中国は広いです。

 この前このMLで、街路樹の根方の白ペンキの話が出ました。中国全土どこへ行っても、街路樹には白ペンキと私も信じていました。ところが何と、線路に平行している道路の並木にペンキが塗ってない。木はポプラのよう。ポプラは虫に強いのか。それとも、この辺の政府に予算がないのか。ズーッと見ていましたが、気が付いてからまず10キロは走ったでしょう。その間塗ってなかった。そのうち、道路がなくなってしまった。

 棗庄西という駅に停車。ここは山東省です。徐州は江蘇省なんですね。同じ江蘇省でも、例えば蘇州/無錫あたりと徐州とでは所得水準、食べ物、言葉などがかなり違うようです。棗庄西を発車してもまだ景色は麦畑一色。そのうち、小さな駅が現れ、そこから引っ込み線がほぼこちらの線路と直角の方向に延びている。その2キロほど先に大きな工場があり、1両のジーゼル機関車と並んで、何と2両のSLが並列で止まっていました。つまりそこでは引っ込み線が3本あるということ。それぞれ後ろに貨車を付けて、煙を吐いていましたから現役ですね。もちろん日本のD51より大きい。堂々たる重機でした。

 泰山は徐州から五つ目の停車駅。ホームの真中辺に跨線橋があるから、それが出口につながってるのかと思ったら違う。相棒のA氏が突っ立っている制服警官に聞いたが、警官はなぜか振り向きもしない。A氏の中国語は山東省では通じないのかな? 他の客がホームの端の方に歩いて行くから付いて行ったら、そこから地下道で出口へ向かうようになっている。後で気が付いた。出口の横に古い泰安站の建物が残されている。今の駅名は泰山。新駅を少しずらして作ったに違いない。それにしても中国は駅名表示だけでなく、その他諸々の表示が不充分ですね。「中国」に相当慣れたつもりの私でも、本当にマゴマゴしました。

 例のとおり、ここでも寄ってくる客引きを蹴散らし踏み倒し(それは嘘)、取り敢えず駅前の快餐店へ。面条を頼む。大か小かと聞くから小にした。かねて、山東省の食い物は量が凄いと聞いている。小でも大茶碗に山盛り。おいしくない。A氏の評では「煮込み素麺」。ピール1本と合計で8元。味は兎も角、一人当たり4元は安い。

 公共バス3路で登山口へ。神戸三宮から六甲の方へ向かう感じです。つまり、道がゆるゆると上り勾配になっている。終点大衆橋からおそろしく豪華な石造りの階段を上がった所が、中天門までのバスのターミナル。ここから先へはタクシーなど一般車両は入れないらしい。ここで入山料を払う。「地球の歩き方」最新版によれば、入山料は40元とあるのに、何と窓口には80元と書いてある。中国はやることが豪儀だね。しみったれたこたぁしないんだ。一気に倍だもんな。ここまで来て「払うの嫌だ」とゴネても始まらん。他にバス代16元、保険料2元計98元也を払って中型バスに乗る。
 満席になっているのに、運転手がなかなか来ない。30分も待った頃現れて、我々ニ人に降りろと言う。なんでやねん。こちら言葉がダメだから渋々降りる。次のバスに乗り込んでまた30分待ち。今度は降ろされずに無事に発車。山道にかかって、途中検問所あり。運転手が紙を窓越しに女係員に渡す。が、係なぜかバスに乗り込んで来て、何やら運転手にガミガミ言っている。運転手は取り合わない。そしたら手近のA氏に向かって「お前は金払ったか」と詰問する。A氏「98元払った」と答える。それを聞いて女係員は運転手に「行け」と言い、降りて行った。何だかサッパリ訳が分からん。

ロープウエイ

 発車前に地元民らしいのが一人乗ってきた。それで員数が合わないということだったのではないか。ならば徹底的に調べればいいのにそれをしない。見当違いの一人だけに質問して、カッコだけつけたような感じがした。

 バスは中腹の中天門まで。ここからロープウエーで登ることにする。ロープウエーの駅まで歩く途中に何軒か宿泊所がある。そのうちの一軒に寄って料金を聞いてみた。ベッド二つ置いただけの部屋が280元。洗面所が付いた部屋が360元。どちらもベニア板にペンキが剥がれかけた汚い部屋。とても泊まる気がしない。「不好」と言って出る。女将外まで追って来て、初め200元。次には80元と言う。80元でもご免蒙る。手を振って「バイバイ」。
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