01.05.22.  長城まがい
最高点
最高点から来た道を振り返る。

 ダラダラと続けます。

 階段、山坂なんであれ、兎に角登るのはご免だ。ここで待っているからみんな行ってくれと頼んだら、なに、この長城見物は別の所へ抜ける。つまり、元には戻らないのだと。それじゃ仕方がない。渋々登り出す。涙の代わりに汗がポタポタと垂れた。

 這い上がるようにして山門に辿り付き、ヤレヤレと彼方を見てあれば、また一つ先の山頂に楼屋が見える。迂回路はないかとキョロキョロ見回したが無さそう。みんなそっちへ行っちゃう。仕方がない。行くしかない。そこまでは釣り尾根状になっていて、一旦下ってまた登り。下るのが勿体ない。そのうえに、最後の登りがきつい。やっと辿り付いたら咽喉がカラカラ。普段はお茶しか飲まない。お茶が無ければビールと決めている。それが今は、欲も得もなく水が欲しい。茶店でミネラル1本買って、丸々飲み干してしまった。

 やっぱり肥満と運動不足。それに、天台山の料理が塩辛かった。一体にこの辺の料理は塩がきつい。上海料理は甘いと定評がありますが、それはチャンとしたレストランの話。一般庶民の行く定食屋みたいなとこの菜は塩気が強い。心臓病みにはよくないです。

 この楼屋が最高点。見晴らしがいいので一服。子供連れの外国人女性が二人ばかり。聞き慣れない言葉。東欧系の感じだった。東欧系だとすれば上海でも珍しい。ましてや、こんな山の中ではもっと珍しい。

 ここから先は下るだけ。苦しい思いをして登ったのだから、サッサと下るのは勿体ない。ダラダラと歩く。周りの樹木は松やら杉やら楠やらいろいろ。日本の植生と殆ど変らない感じ。ただ、中国の松は日本の松と種類が違うようだ。葉が長くて柔らかそう。日本では他の樹木の中にあっても、松は一目で見分けがつく。ここではよく見ないと、松と分からない。

 途中、昔の先込め式の大砲が置いてあった。どう見ても敵が攻めて来そうもない方角を向いている。おそらく後から飾りに置いたものでしょう。
(写真)同行者3人。右から院生のsさん。井上さん。上海理工大講師のMさん。この右に大砲がある。
同行四人

 川沿いの平地まで下り、左に古い民家、右に川を見ながら歩く。中国人は辛抱がいいですね。今にも屋根が落ちそうな、壁には黒くカビが浮いている家をまだ使っています。ただ単に貧乏というだけではなさそう。やがて、川に面した城門の横から路面に下りる。バスが先回りして待機していた。

  宿は新市街のニ星級。途中真新しい豪華なホテルの前を通った。後で乗ったタクシーの運チャンの話では、四星だとのこと。この町はなかなかどうして、山の中の田舎町とは侮れない力がありそうでした。

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