01.07.07  大 理
大理古城
大理古城。この中に街があるわけですが、殆どお土産屋です。

 昨夜(二泊目)は町外れの別のホテルでした。移った理由は朝早い出発だからという説明だったような気がしますが、ここはパッとしないホテルでした。果たせるかな、朝食が極めて貧弱。重湯のようなお粥に漬け物だけ。あんなお粗末な朝食にはその後お目に掛かっていません。豪華と普通とは別のホテルですから、バスは2箇所を回るわけ。したがって時間がかかります。一泊目のホテルから移らなくても結果的には大差無かったのじゃないかと思う。それは兎も角、全員揃ったのが9時頃。それから一路大理に向かいます。

 昆明の標高は1980米。既にかなりの高度です。走るにつれ、次第に高度が上がっていく。道路はよい。昆明から暫くは盆地状になっています。その盆地の縁の山腹を走りますから視界も広い。畑も田もある。田は稲が今、中くらいの背丈。青々としている。畑はトウモロコシとタバコが多い。これは地味が痩せている証拠。エッ! 何で分かるのかって?

 私、昔、鹿児島にいたことがあります。知る人ぞ知る、知らない人は知らない。鹿児島は全県火山灰地なんです。なんでかと申しますと、今あそこで噴火しているのは桜島と口之永良部島くらいですが、大昔は火山だらけだった。錦江湾はあれは昔は噴火口だったんです。噴火口が陥没して湾になった。で、火山灰が積もりに積もってできた大地ですから土に栄養がない。そこでできるものは唐芋(鹿児島では薩摩芋をこう言う)に唐黍(トウモロコシ)に砂糖黍に南瓜にタバコ。「花は霧島タバコは国分」って言うでしょ。いいタバコができる。

 見渡す限り緑。豊かな感じがしますが、実際はどうなんだろうか。所得の面から見たらそうでもないんじゃないか。というのが私の観察です。それはともかく、地形は階段を上がるようになっていて、次第に高度を上げていく。晴天ですが、確かに暑くはない。過ごしやすい土地だというのは本当のようです。ガイドが謎々や一口咄などをしてご機嫌を取り結ぶ。このガイドは愛嬌があってよかった。後で写真を載せます。

 ときどき鉄路と平行して走る。でも走る列車にはついぞお目にかかれませんでした。昆明盆地から山地に入り、やがて平地になり、温泉という字がちらほら見え、湖が見えた。[シ+耳]湖です。そして大理。大理石の故郷です。
 
 大理で最初に回った所が白族の部落。白族独特の建物というのを見せられたけれど、どこが独特なのかよく分からなかった。観光客が通る路地という路地でローケツ染めの絵を売っている。高いこと言いますが、値切ったうえで「要らない」と言えば後を追い掛けて来て「負ける」と言う。元値はタダ同然なんじゃないか。まぁでも、これは軽くて嵩張らない。お土産には好適です。

 次が三塔宮だったかな。何で塔が三つも並んでいるのか説明がありましたが、それはもう忘れちゃいました。ここにもいろんな店がズラリと並んでいる。ここで藍染のテーブルクロスと布団カバーを値切りに値切って買いました。二点で80元でしたか。それでもおそらくまだ値切り足りなかったのではないかと思います。それから、大理石の碁石を衝動買いしちゃった。中国の碁石は日本のそれと違い、下が扁平なんです。それがちょっと面白いかなと思いまして。しかしこれは失敗でしたね。重いんです。日本に持ち帰るのに苦労しました。そして、日本に居るよりも中国に居る方が多いものですから、未だに一度も使っていない。。宝の持ち腐れです。

 綺麗な池だか泉だかがあるという公園にも連れて行かれました。それ自体はどうということはない公園。印象に残ったこと。敷地内の木陰で民族衣装のおばぁさんや若い娘が藍染の前処理をやっている。糸で生地を括るあれです。あちらでもこちらでも何人かずつのグループでやっている。藍染が出来るまで随分手間がかかるわけだ。これを前に見ちゃうと、買うときにあまり値切れないな・・と家内と話したことでした。
 後は古城。お土産屋ばかりでつまらない。藍染屋の売り子の手が真っ青なのが印象的でした。ここのはおそらく機械染め。本格的な染めじゃないのでしょう。このあと宝石屋へ。四川省ではお土産屋は確か一箇所しか回らなかった。こちらはお土産屋ばかり回ります。私、宝石なんか興味がないからバス内で待機。一緒に行くと碌なことない。
大理の民族音楽
 その宝石屋の筋向かいの四星ホテルで民族音楽聞きながら夕食。上海・虹橋で、また飛机の中で近くにいた女性と同席に。向こうも覚えていて何か言うんだけれど、サッパリ分からず。別のツァーの客でした。食事はどんなものだったか全く覚えていません。当時のMLに投稿したこの旅行の要約が残っています。そこにはこう書いてある。

<食事>  雲南菜は四川菜よりは二、三歩日本の味に近い。しかし、四川省の場合
     と同じで、毎回出てくる品が同じようなもの。したがって飽きる。そして、中甸
     では油にラードを使っているらしく、お菜に臭みがあって食べられなかった。
     持参したインスタント味噌汁で生き返る思いでした。


 「大理はいい」と言う人が多い。気候がいい上に、人がおっとりしているというのか、何か寛げる土地なんだそうですね。しかし、ツァーで駆け足で回ると、そういう良さが分かりません。私はむしろ、町外れで見た温泉に興味がある。機会があったらまた行って、あの温泉に入りたい。
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