01.07.10  中 甸
中甸のラマ寺
稜線の中央と左端がラマ教寺院。このときは日差しが強烈でした。
 お化けが出そうなホテルでしたが幸い何事もなく一夜が明けました。朝食のときガイドに一言、昨夜のバスタオルの一件を。黙っていれば相手はそれでいいんだと思いますから。他のホテルの豪華班を拾って早速観光に出掛けます。ここは本当に西部劇の舞台みたいな所で、アッという間に町から砂漠、じゃなくて草原に出ちゃう。

 どこへ行くのかも分からない。ただ盆地の外れの山を登って行く。天辺に着いて下車。ここが今回のツァーの最高点(3,900m)かつ最深部でした。これから歩くんだと。歩くとなると「嫌だ」の虫が騒ぎ出す。何があるの?  海がある。ナンダッテ? よくよく聞いてみると湖らしい。私ァ釣りはやらないし、綺麗な水は九寨溝でタップリ見て来た。そんなもん見たいとは思わない。けれどもみんな行くのに一人で待ってるのもどうかと思う。仕方がない。行くか。

 そこにはポニーを連れた馬子が待機していましてね。盛んに乗れと誘う。でも下りなんだから必要ない。断って歩きました。林の中に板を敷いた歩道があります。主にその上を踏んで、時々は外れて歩く。外れると下は泥んこ。足首まである靴を履いていかないと靴が脱げちゃう。30分も歩いたかな。平らな所に出た。向こうはズウーッと草原。その先に湖水が見える。道は左の山裾に細く付いている。そこを向こうから人が戻って来る。こっちの誰かが「何があるんだ」と聞いた。「何もないよ。水だけだ」。それくらいは私にも分かるんです。それじゃ行くの止めよう。引き返します。

 登りにかかる所に案内係みたいな男がいましてね。戻って来る人間に馬を斡旋します。我々大勢が一遍に戻ったものだから馬が足りない。すると携帯で上に連絡する。上から空馬を引いた馬子がすっ飛んでくるという、そういう仕掛けになっていました。私もそれに乗っかって山を登った。いや、乗馬ってコツが要るとは聞いていましたが、仲々大変なものですね。まずお尻が痛い。南京袋みたいなものを敷いてあるだけですから。それと鐙の位置が足に合わない。馬子は「踏ん張れ」と言っているみたいでしたが、どうもうまくいかない。林の中の泥んこ道ですから馬だって歩き難い。なのに馬子は馬の尻をひっぱたく。その度に馬は飛び上がるように進む。こちら落馬しないようにするのが精一杯。上に着いて降りたときはホッとしました。お金幾らだったか忘れました。15元だったかな?

 高所なのに気分は悪くならなかったの?  ハイ。これも旅行後の要約の一部です。

<高山病> バスで行くため次第に高度順応ができるらしく、不調になった人は殆ど
      いませんでした。
<.気象>  中甸では一日中、晴れと曇りと雨が三位一体です。傘よりもビニールの
      軽い雨合羽を持参されると宜しいかと思います。

草原で乗馬  ホントの話、今カーッと照っていたのに突然パラパラと雨が降ってくるという不思議な土地でした。

 次ぎにラマ教寺院(上の写真)。ここは急な階段がありましたので私はパス。家内は行きましたが、戻って来て「何ということはなかったよ」と言っていました。

 次が草原で乗馬。
 (左の写真)
 私はこういう体を動かすことは好きではないのでパス。家内は大好き。乗っかって行きましたがなかなか帰って来ない。どうしちゃったかと心配するくらい。何でも向こうに見える山の下まで行ったそうです。この後二、三日お尻が痛いと申しておりました。

 この後はチベット医の健康診断。健康に問題がある人は紙に症状を書いて渡すと白衣を着た爺さんが尤もらしいことを言い、紙に処方箋を書くわけ。まぁ早い話が薬の販売です。

 夜はチベット人民家でチベット料理というオプション。8時からというから時間に行ったのに、なかなか始まらない。
チベット人の踊り

 人がある程度揃わないと始めないんです。やっと始まっても食べ物はちょっとね・・というレベル。お酒はきつい。チベットの歌と踊りだけ楽しんで帰ってきました。率直に申しますと、中甸はよほど秘境好きな人でない限りわざわざ行くような所ではありません。シャングリラなんて飛んでもない。ただし、チベット行きの予行演習にはなるでしょう。麗江へ戻る距離を反対に行けば、もうそこは西藏自治区ですから。
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