03.09.09  散 髪
春天美容
 こちらでは店名に理容理髪という字は殆ど見ません。そして、「日式洗頭」と書いてある店が多い。 何でも「日式」と書けばハイカラだと思っているらしい。
洗髪
 これが日式でしょうか?  私は中国へ来て初めて経験しました。でも丁寧に洗い、マッサージもしてくれる。気持ちいいです。

 古代人@厦門です。ただいま朝の8時。晴。こんなに早くからクーラーなんか入れちゃお天道様に申し訳ないと窓を開けて暑さを凌ぐつもりが、かえって熱気ムンムンでダラダラと汗が出ます。早く秋になってほしいものです。

 さて、今日は床やの話です。日本との違い。まず名前。日本だと理髪店とかBarberと書いてあって、殆ど男性専門ですね。こちらでは美容院かな? 看板には最新髪型だとか美容がどうとか宣伝文句ばかり。一般的呼称が何なのか私にはよく分かりません。次に、お客は男性も女性も一緒くた。お釜が並んでいる店をたまに見掛けますから女性専門の店もあるのかも知れません。でも入ったことないからそちらはリポートできない。

 そして、やたら店が多い。石を投げればこの種の店に当たる・・という感じです。でも、子細に見ますと「これは違うな」という店もある。どこが違うか。小姐が退屈そうに座っているが、お客の姿がない。理髪器具が見当たらない。照明がピンクだったりする。これは別種の店ですね。これも入ったことないからリポートできません。

 日本との違いはまだあります。いったい散髪が主体なのか、それとも洗髪・マッサージが主体なのか判然としない。入って行って「剪短」と言いますとまず座らせられ、小姐が頭にシャンプーを垂らす。次いでペットボトルから水を垂らす。そして髪を洗い始める。座ったままです。初めてのときはビックリしました。洗いながら頭をマッサージします。このシャンプー→水→洗髪→マッサージが数回反復される。だから結構時間が掛かります。でも快感です。

 それが終わると奥に連れて行かれ、寝椅子に仰向けに寝かされて頭のシャンプーを洗い流す。また元の椅子に戻り、今度は耳穴の掃除。念入りです。次いで首筋から肩、腕のマッサージ。腕から指先まで行きます。マッサージの技術はかなり個人差がある。うまい小姐に当たると気持ちよくてウトウトしちゃいますが、下手なのに当たると痛い。なんか損した気分になります。ここまでが小姐の仕事。ここまでで帰ることもできます。つまり、洗髪とマッサージのみというサービスもあるんです。

 いよいよ散髪ですが、これは男がやる。それがですね。ハッキリ言って殆ど下手糞。私は子供の時から散髪の出来映えについてこだわったことは無い。虎刈りにされたらそりゃ別ですよ。文句言う。でも普通の出来ならそれでいい。その私が「こりゃダメだ」と感じることが、今まで再三ありました。どうダメかと具体的に言うのは難しい。一言で言うと「基礎ができてないな」と感じるんです。
 日本の床屋だと一応裾から刈って・・という風に手順がありますね。それが無くて、いきなりその男が「ここ」と感じたらしい所へ鋏を入れる。すると他とのバランスが悪くなるからそれを調整する。まぁそんな風で、出来上がりがどうもスッキリしない。それに、掛ける時間が洗髪・マッサージよりも格段に短い。手軽に済まされてしまったという感じが残ります。

 その上、最後にまた髪を洗ってほしいのに、ブロゥーアーって言うんですか、ドライヤーみたいなもので切った毛髪を飛ばすんです。サービスに出されたお茶に入っちゃうのにそんなことお構いなし。肌に付着した髪は台所用のスポンジでこすって取る。「オレはお皿じゃないぞ」って言いたくなる。

 私はこの数年、慎太郎刈りにしています。家人に言わせると似合うんだそうです。まあそれは別として、頭洗うのに楽ということと油が要らない。軽くていい。だから気に入っている。それが中国へ来て2ヶ月もすると、元の髪型とは似ても似つかぬものになってしまう。でもこればかりは自分ではできないから我慢するしかない。で、料金ですが、私は宿の近くの二軒の店を利用して一軒が10元。もう一軒が15元。5元の差は店の汚さの差。どちらにしても安いことは安い。

 マッサージされながら店の壁を見るともなく見ますと、営業許可証という額はある。でも理容師免許証というのは見たこと無い。どうもそういう制度がないのではないか。政府は税金取る方は考えるが、衛生管理とか理容技術の最低保障ということは意識していないように思われます。だからこの道に入る若者はみんな、先輩のすることの見よう見まねで覚えていくんでしょうね。しかも、碌に技術もないのにすぐ客の頭に触る。客の方はたまったものじゃない。

 以上は概ね前の厦門滞在時までの話です。今度は少し考えました。学校で「上手な店を紹介してくれ」と頼んだ。ボスに「あそこならいいだろう」と紹介された店はバス2本乗り継いで行く所。でも試しに行ってみたら腕はよかった。前の髪型に95%くらいにできました。散髪後の洗髪もあった。ただ、お値段は30元。「以前髪型維持。剪短」と紙に書いていったから、日本人とバレている。30元は日本人料金かも知れません。

 なお、ご婦人も男性客と並んで同じようなコースですが、最後に店員が「これ付けて髪型をこうしましょう」とか、いろいろお勧めをするようです。また、だいたいご婦人もそれがお目当てで行くようで、両者協議して仕上げるのでしょうが、いずれにせよ男の私には、その辺の詳しいことは分かりません。

 TOP  前頁 NEXT