03.09.26  火車票

切符売り場
厦門駅の票売り場。窓口前には割り込み防止の鉄柵があります。
プラットホーム
ホームの物はやはり外より1~2元高め。この人達一日に何本もない列車相手に食べていけるのかな?

 やっと涼しくなったと思ったら、今日はまた強烈な日差しが戻ってきました。ここの暑さは結構長持ちするんです。国慶節でも海水浴ができるんですよ。

 さて、今日は景徳鎮行きの火車票を買うまでの顛末です。 目的地はHomma@黄村鎮さんに教えていただいた景徳鎮東方の古明居群。行く時期は国慶節期間中。問題はチケットを買えるかどうかということ。

 ここ厦門には空港があります。成田との間に直行便もある。景徳鎮にも空港がある。だから、まず飛行機で行くことを考えました。格安航空券業者はそこら中にあります。ウチにもチラシが入ってくる。どこで買ってもいいようなものですが、前の厦門滞在の時に二回ほど利用したところが仕事が早かったので気に入った。そこを利用しようと考えた。しかし注文するについては、私には電話で用が足せるほどの会話能力がない。前の職場には日本語話せる職員がいましたので、その人に頼んだんです。でも今度の職場には日本語話者はいない。なら自分が直接行って筆談した方が早い・・・ということで、今から約1週間前になりますが、名刺を頼りに出掛けました。そうそう。「名刺が頼り」というのは、チケットはいつも向こうがバイクで持って来ますから、私自身は業者の所へは行ったことがないんです。

 タクシーの運ちゃん名刺の住所がよく分からない。かなり走りまして、見つからないから運ちゃんが運転しながら名刺の電話番号に携帯で電話。ズウーッと大きく引き返し、裏通りに入り、まだ分からなくてもう一度電話。やっと店の看板を見つけました。料金19元。20元出したらお釣りを5元よこした。「えっ!」と言ったら、「不好意思」と言う。タクシー運転手やっていて行き先を見つけられないのは恥とでも思ったのでしょうか。こういう運転手もいるんですね。

 小さい店ですがひっきりなしに電話が入る。繁盛しているようです。で、私の用ですが、「厦門から景徳鎮へ直行便はない。行くなら南昌へ飛び、そこから景徳鎮へ飛ぶことになります」と言う。南昌までは早朝か夜ならまだ席は有る。しかし、南昌から景徳鎮への票となるとここでは買えない。行ってみないと買えるかどうか分からない。で、バスまたは火車利用となと、南昌→景徳鎮間には湖があり、それを迂回しますからかなりの距離を走ることになる。それならば最初から火車で行く方がいい。というわけで、空路利用案はあえなくアウトになりました。

 その足で厦門火車站へ。ここで最新旅客列車時刻表を買った。3元。それで調べると景徳鎮を通る列車は厦門→蚌埠と→南京西の2本。どちらも普通快速。快速と言ったって鈍行です。20時間もかかる。でもこれで行くしかない。火車站近くには長途バス站もあります。念のためそこでバス便も調べましたが、景徳鎮行きはない。景徳鎮って焼き物では世界的に有名ですが、町としてはローカルなようです。

 そこで職場に行き、ボスに「火車票は何日前に売り出しになるか」を聞いた。3日前だと言う。そして、「外国人は外国人専用の窓口で簡単に買えますよ」と言う。それを聞いてすっかり安心しました。

 繰り返しになりますが、ここまでは約1週間前の話です。

 私の宿は31階建のマンションで25階から上がホテルになっています。ここで票を買えれば火車站の窓口に並ぶ必要はない。手数料がそんなに高くなければここに頼んでもいいな、と今日ふと思いついた。で、1階にあるそのホテルの商務中心に行きました。「宿泊客じゃないがいいか?」。「可以」。そこで紙に「9/30景徳鎮・軟臥上鋪1個人」と書いて見せた。ところが手数料が40元だと言う。40元はちょっと高いですね。で、いつ買えるか聞いたら、どこかへ電話して「明日買える」と言う。5日前ですね。すると学校のボスの3日前というのは間違いということ。

 40元はどうも高過ぎる。30元に負けろと交渉しましたが負からない。相手の小姐がちょっと口を滑らせた。10元キックバックするらしい。そんなこと聞くのもおかしいんですが「もし自分で火車站に買いに行ったら買えるか」と聞いてみた。すると案の定「この線は元々混んでいる。国慶節時期は特別混むから買えない。ウチは傍出票を持っているから買えるんだ」と言う。相手が書いた字は「イ」がありません。ですが多分、「傍」が正字だろうと思います。

 明日自分で火車站へ行ってみて買えればそれがbest。買えなければここで買えばいい。そう考え、「同僚と相談した上でまた来る」と言って交渉は切り上げました。同僚は没関係なんだけどそれは口実。でも30元ならその場で頼んじゃいましたね、きっと。

 今日は授業はない。一日フリー。すること無いから、それじゃ火車站の窓口を偵察して来よう・・という気になった。バスで出掛けた。行ってビックリ。学校のボスが言った「外国人専用窓口」なんて見当たらない。これから彼の言うことは信用しちゃいかんな。当てにならん。それにしてもまぁ、みんな適当なことを言うもんですね。

 窓口は6、7口あって、それぞれの窓の上に「国内7日以内集票」とか書いてある。「エー? 7日前なら今日はOKじゃん。ならダメモトで」と、試しに並んでみました。紙に大急ぎで「2026列車・9/30・到景徳鎮・軟臥上鋪・1個人」と書く。案外早く進み私の番。いや、コ・ワ・イ・デ・ス・ネー、窓口のおばさん。親の敵を見るような目つきで私を睨み、「2026列車軟臥没有! 2522列車有」と怒鳴る。私至って気が小さいもんでタマキ○が縮み・・、いえ、もとい、心臓が口から飛び出しそうになった。それに、2522列車ってのは景徳鎮に午前4時に着くんです。そんなのには乗りたくない。声もなく、しおしお引き下がりました。

 窓口離れてから、「別に軟臥にこだわる必要はないんだ」と気がついた。そこで気を取り直し、また行列の一番最後につきました。さっきの紙に2026列車硬臥有マ? と書いて、再び番が回って来たところでおそるおそる提出。おばさん今度はものも言わず端末を叩き、「122元」と怒鳴る。ヤレヤレ買えた。受け取った票は下鋪。昼間はみんなが座ります。嫌ですけれど、もう一度怒鳴られるのはもっと嫌。諦めました。

 なんか意外な展開で、民族大移動の時期なのに、硬臥とはいえスンナリ買えちゃいました。それにしても分からないことが多い。まず7日前に買えるということ。このMLで見ていると北京辺りは5日前ですよね。厦門は案外進んでいるのかな?

 それから、窓口のおばさんは「2026列車軟臥没有」と言ったけれど、ホテルでは「明日買える」と言った。すると軟臥車が無いんじゃなくて、(駅には)軟臥票が無いということなんだ。これは私、前々から気が付いていたんですが、こういう票は駅では買えない。ホテルでは買える。そちらへ流す方が駅はキックバックで潤うんですね。「傍出票」というのは「横流し」ということなんでしょう。

 景徳鎮から真っすぐ戻るかどうか未だ決めていません。風の吹くまま気の向くまま、票が買える方向へ行き当たりばったりで歩いてこようと考えています。まぁ帰りはナントカなるだろう。

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