03.12.14  泉州開元寺
集美華僑学園
 厦門から本土に渡る橋上から見える集美の学園ゾーン。この大厦が何なのか誰に聞いても明確な答は帰ってこない。
石材運搬
 石材を運ぶトラックが行き交う南安市の路上。

 古代人@厦門です。11日(木)、泉州へ行って来ました。

 朝8時頃表へ出て、少し先の四つ角に立つ。通りかかる長途バスが次々と徐行して寄ってくる。以前は几帳面に汽車総站まで行っていた。それだと2km程戻る格好になる。一々総站まで行かなくても宿の近くで乗れることを覚えました。福州行き大型バスが来た。福州は泉州のずっと先。できたら泉州行きに乗りたかったけれど、女車掌が降りて来て「乗れ乗れ」と言うもんだから、迫力に負けてこれに乗ってしまいました。泉州まで1人20元。既に9割方席が埋まっていた。このあと次々と客を拾い、海峡を渡る頃にはほぼ満席。それから先、集美、同安と降りる人はいないのに、路傍に人が屯していれば女車掌が降りて行って「到那里ァ?」。うっかり対象になる地域名を口にしようものなら、ナンダカンダと言って連れて来ちゃう。空席無いのに。荷物も載せます。横腹に入れ、更には運転台の横に積み上げる。まぁ凄い営業力です。

 この前も潮州・汕頭リポートでちょっと触れましたが、集美から泉州方面への沿道には石材の工場が沢山あります。でも通りに面したところには石には関係がない大きな工場が多い。石の工場は大抵表通りからは離れていますので、無縁の人にはそれと分りません。しかし、同安を過ぎ南安辺りに来ますと、石材を満載した大型、小型のトラックが縦横に走っています。中には耕耘機が石載せた荷車を引っ張っていたり。積んでいる石も柱のような太い物、屑石、ベニアのように薄く切った石など色々。ですから素人にも、この辺には石関係の事業所が多いのだろうと推定できます。

 泉州まで約2時間。泉州の入り口に収費所がある。なんかこの収費所ってのあちらこちらで随分見掛けますが、これは所謂「乱収費」じゃないのか。金取っているからといって、その辺の道路が特別いいわけでもない。ともあれバスはこの収費所の手前で我々を下ろし、バイパスを通って福州に向かいます。

門前
 ここでタクシーを拾い開元寺へ。タクシーは収費所をフリーで通れる。私いつもこのMLで「中国のお寺はどうも・・」とケチ付けています。でもですね。この泉州開元寺はチョイと違います。開基公元686年と古さもさることながら、境内が大変広い。入場券の裏を見ると面積7万8千平方米とある。樹齢ン百年の大樹が、そして東西に二基の石塔があります。
東西両塔
菩提樹
五重塔だったかな。上から下まで石造りのそれはそれは立派なものです。16世紀にこの地方に大地震があった。大抵の建物は倒壊したのにこの石塔はビクともしなかった。この塔は八角形。八角形は非常に安定性が高いのだ等々、傍らの石板の由来書に書いてある。
(左は菩提樹)
伽藍

 私、実はここは二回目。何故また来たかと言うと、ここには宋代の大きな木造船の展示館がある。なんでお寺にそんなものがあるのかの事情は知りません。で、前回来たときは建物改装中でそれが見られなかった。心残りだったので、五里橋を見に行くついでに寄ったのです。五里橋についてはまた後ほど。

 初めて見るそれは長さが30mあるかな。巾は6mはある。かなり大きなもの。撮影禁止の立て札があるから写真は撮りませんでした。残念。旧泉州港の海底から発掘された。素性は海外交易船だったようです。構造を見ると所謂ジャンク。竜骨があって横の隔壁が多い。だから強度があり、且つ浸水してもなかなか沈まない。あいにく舷側の上部は欠けていて、なんか平べったいお皿みたいな感じでしたが、宋代と言えば元寇よりももっと前です。日本は平安から鎌倉期。その大きさ・堅牢さから、当時は船も航海技術も世界の中で先進的だった。日本からすれば仰ぎ見るような巨大な文明がここにあったのだとよく分ります。

 外へ出て、お昼だから食事を。門前には小吃店しかない。家内はそういう店は嫌だと言う。日本モードなんです。じゃどこへ行くか。現在位置がワカランことにはどうにもならない。その辺の小さな本屋で地図を買う。近くに泉州飯店というホテルがある。そこへ行くことに。門前に人力車が屯している。それを拾った。潮州・汕頭のは横に二人座れる。ここのは縦に二人。乗り込むのが難儀。何でそうなのかはすぐ分った。狭い横町を走る。横に二人座れる式だと道幅一杯になる。角は曲がれない。対向車とすれ違えない。成る程成る程。

 泉州飯店は四星でした。もしかしたらここの料理は当地一流なのかもしれない。満席に近い盛況。軽く食事して70元。ホテル側からすれば我々は最低の客でしょう。私はもう完全に中国モードなんで高いと感じ、家内は安いと言う。「だって千円よ」。そりゃ日本に比べれば・・・ね。まぁしかし、トイレが綺麗だったと喜んでいましたから、それを勘定に入れれば安いかも。

 ここのお茶サービスのボーイに五里橋の場所を聞いたら、なんとなんと知っていました。英語も少しできた。所在地は晋江市安海鎮。私んとこのスタッフ兼英語教師の小王はその橋の所在地晋江市の出身。所在地、行き方、橋の由来を聞いても「未だ行ったことがないのでよく知らない」と言う。それに比べたら立派なものです。泉州汽車站までタクシーで行きそこからバスか、ここからタクシー拾って直行するか。タクシーだと片道100元だと言う。

 長くなりましたので、今日はこの辺で。                       (続く)
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