03.12.29  安渓・清水岩  

安渓の人力車
安渓バス站から茶都までこの人力車に乗りました。泉州のと同じタイプ。縦に二人乗りです。後ろは近く催される茶祭りの舞台。
お茶の精製
粗茶をこうして手作業で精茶にする。茎や屑葉を取り除くのです。ですからお茶屋の品は高くなる。

 この項にはMLの友人井上@上海さんから参考資料を送っていただきました。下に添えましたのでご覧ください。


 古代人@厦門です。日本だと「暮も押し詰まりましたね」とご挨拶するところですが、こちらではそういうことは一切ない。サッパリしたものです。ただし、郵電局ではお年玉付明信片(年賀葉書)を売っています。

 この前授業で「君たち年賀状書いたか」と聞きましたら、「書いた」と答えたのは20人中1人しかいなかった。「年に1回のことだから書かなくちゃダメじゃないか」と申しましたところ、何と、みんな携帯を取り上げて「これでやっています」と。それじゃあまりにも味気なくはないか。と言いつつ、考えてみたら私もこのところずっと書いていない。この数年、年末は中国にいることが多かった。他人様のことをとやかく言えません。

 さて、12月15日に、また安渓へお茶を買いに行きました。今度は家内主導です。親戚に配るんだと言う。もう旬を過ぎています。どうかな? と思いましたが、泣く子と地頭・・・じゃない、山の神には勝てません。行ってみましたらやはり市場の中、売人は半分に減っていた。それでもこちら品定めに自信がない。ですから売人の列の中を歩くことはしないで、この前買った二階の店へ直行した。

 ところがですね。馬鹿に高くなっている。50元程度とのこちらの注文に、出されたお茶は香りも味もよくない。こりゃダメ。そしたら「これは最高のもの」と120元のお茶を出してきた。これもこの前買った50元のお茶と同程度。100元に値切りましたが、一銭も負からないと言う。それじゃここでは買わない。サッサと一階の市場に下りました。

 そのあと色々ありまして結局、家内の好みで70元の鉄観音を5kg(10斤)買った。売り手のおばさん(下の写真:左から3人目)よほど感激したとみえ、お金受け取る手がワナワナと震えていた。手持ち商品が全部売れちゃった。売値も含めてこれは予想外だったのではないかな。別れるとき、自分の電話番号書いたメモを寄越しました。「また来てくれ」と。

聞茶
私思うに、シーズン過ぎると商いは細る。生産農家はともかくとして、茶商はやはり一定の商いは維持したい。そこへ素人が来た。これはシメタと単価を吊り上げたのではないか。一方、売りに来ている農家の衆は、ハイシーズンに比べ品質が落ちていることを知っている。何たって自分ちで作っているんですから。更に買い手があまり来ない以上、そんなにうまく売れる筈がないと予想しているのではないか。以前の二回に比べると市場内、何となく熱気が感じられませんでしたね。たまたまウチの家内に売り込んだおばさんは、すんなり売れちゃってビックリしたのに違いありません。

 安渓には清水岩という景点があるらしい。バス站にそこ行きの専線バスがあると書いてある。泉州の観光地図にも載っている。用が早く終わったのでそこへ回ることにしました。市場からバス站まで、タクシーが無かったからバイクタクシー。家内は「万一のことがあったら・・」とかナントカ愚図愚図言う。「それじゃアンタ歩くか?」と一喝。渋々乗っかってバス站に着いたら、「案外気持ちいいわね」とのたまう。何でも挑戦しなくちゃねぇ、皆さん。食わず嫌いはいけません。成長を阻害する第一の要因はそれです。

 マイクロバスに乗りました。大分待って一杯になったところで発車。7元。山間を走るんですが、まぁ随分奥の方まで人家が多い。そしてあっちでもこっちでも、橋の工事やら道路の拡張やらやっている。安渓にはお茶も石もある。景気がいいものと見えます。途中、「温泉飯店」という看板があった。でも建物の様子からは倒産した店のように見えました。

 バスは門前町みたいな集落を過ぎ、九十九折りの山道を登ります。身延山の感じに似ています。着いた所は身延山で言うなら奥の院。随分高い。夏はきっと涼しくていい所なんでしょう。宿泊所や茶店兼土産物屋がズラリ。こういうところは日本も中国も同じですね。

清水岩1
 少し登るとお寺があります。名前は・・・えーと。エッ! いやいや驚いた。今、金10元也の門票を引っ張り出して調べてみましたが、お寺の名前がない。ただ、蓬莱清水岩とあるだけ。そんなことってあるのかな。そんなに大きくはないけれど、そんなに小さくもない。なかなか立派なお寺なのに。更に驚いたのは、お寺の一階に公安の派出所があって、中を覗いたら二段ベッドがある。警官が3,4人いました。
清水岩2

 参拝客が結構多い。ひっきりなしに爆竹が。参拝客が買って鳴らすんでしょうね。線香の煙も濛々。ということはここにはお金が落ちる。山の中です。お坊さんの二人や三人じゃ強盗を防げないということなんでしょうか。お寺に公安の派出所か。日本の治安は昔に比べると格段に悪くなっている。でもこんなところまで落ちないで欲しい。つくづくそう思ったことでした。
  
蓬莱清水岩に関しては、下記が詳しいです。
http://202.101.96.159/fjtour/shg/qz/qsy_temple.htm

 「清水」とは「清水祖師」と言う人のことらしいです。以下、あるサイトのものを書き抜きました。

  正式には長福巌・山峡清水祖師といい、北宋末の忠臣、陳昭応のことで、彼は、元との戦いに優秀な戦果を残し、英雄となった人物で、彼は晩年福建省の清水巌に隠居していた。人々は彼を「清水祖師」と呼び尊敬していた。

 この清水祖師は、台湾で多く祀られているようです。福建から渡って来た人が多く、そういう連中が、郷土の偉人「清水祖師」の廟を造ったとか。
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