04.01.12  公共料金の支払い
収費処
マンション1階の収費処。
不動産仲介とか、部屋の清掃請負もやっている。
信箱
信箱の一部。列が横に長いので全部写りません。


 今日は日本で言う公共料金支払いにまつわる話です。

 帰国する家内を送るべく大晦日の朝、宿を出ました。いえ、正確には「出ようとした」。ところが守衛が追い掛けてきて、何やらしきりに言う。どうやら収費処へ来いと言っているらしい。「急いでいるからダメだ」と断ったら、今度は手を掴む。逃がさないぞ・・という構え。仕方がないから収費処へ行った。収費処の小姐に「何の用だ?」と聞いたら当方の部屋番号を聞かれ、「2百4十何元」と言う。エッ?  ああ、水道光熱費と管理費か。ハハァ、さてはあの守衛、当方を夜逃げだと見たんだな。いや、朝だから朝逃げか。折しも大晦日だし、トランク持っているし、家内と二人だし。

 勿論すぐ払いました。そして少し謎が解けた。ここに入ってすぐの頃は、毎月守衛が私の顔を見ると請求書を寄越した。ところがこの二ヵ月くらい、それが無くなった。どうしてかな? と不審に思っていました。やはり私は滞納していたんだ。後から調べて分ったこと。請求書を信箱に投入するように方法が変ったらしい。私は掲示板を一切見ない。また、信箱の鍵を持っていない。大家から受け取っていないんです。だから方法が変ったことを知らなかった。

 小姐が「また帰ってくるのか?」と聞く。「ああ4日には帰る」。「帰ったらまた来てくれ」。「なんで?」。「まだ今月分がある」。「分った」。ということで放免された。だけど、後で考えたら相手も人がいい。もし私が本当に夜逃げだったら、その1ヶ月分は取りはぐれるわけですから。

 私の宿は可成り大きなマンションです。住人は大別して買って定住している者と、私のように借りている者の二種類。借りているのは若い女性が多いようです。ときどき不動産やに連れられて部屋を見に来るのも、大量の荷物を持って搬家して行くのも若い女性ですから。そして、もしかしたら、中には光熱費や管理費を踏み倒して行くヤツがいるのかも知れない。

 と言うのは、これは昨年の話。今とは別の語学校に赴任して来て、当てがわれた部屋に入りました。ところが電話はあるんだけれど、受話器を取ると「料金を払え」とアナウンスが流れる。学校にそれを告げたら「大家に言います」。次いで「大家はすぐ払う・・と言っていますから」と言う。それは嘘じゃないんでしょう。けれども、いつまで経ってもアナウンスは消えない。ということは、大家が料金を払わないということ。前に入っていた人間が料金未払いのまま出て行っちゃった。大家にしてみれば「そんなの払えるか」という気分だったんでしょうね、きっと。

 結局その問題はその部屋がひどく汚かったこともあって、私が自力で他の部屋を探して移ったため自然消滅しましたが。ま、このことで、その学校は教師を他国から招くのに入居する部屋状況もチェックしてない。全く無責任だ・・ということが分かり、半年でその学校に愛想を尽かす一因になりました。学校に話が行っちゃいましたが、言いたいことは「料金を踏み倒す人間がいる」ということです。
中国電信
ついでに電話料金(固定)の支払い方法について。
 銀行の口座振替と、窓口での現金支払いの二種類あります。私は現金支払いにしています。最初、請求書が来るのを待っていた。それがいつまで経っても来ない。学校の事務員に聞いても話がまるで通じない。そのうちにネットにつなげなくなった。そのときはADSLじゃなかったですから。受話器を取ると「料金払え」のアナウンス。
料金収納窓口
 それで分かったこと。この国では電話料の請求書は出ない。そして、確か26日が支払日。その日に払わないと二日後くらいに電話が繋がらなくなる。また一日当たり僅かですが、過怠金がかかります。学校の事務員は、「請求書が発行される筈」とこちらが思い込んでいることが理解出来なかったんです。請求書という概念自体が頭にありませんから。

 考えてみれば、これは極めて合理的。日本みたいに請求書に領収書の郵送。これは無駄。結局そのコストは料金に跳ね返るわけですから。そして、払わなけりゃ止めちゃう。ハッキリしていてよろしい。ですから26日とか28日、中国電信の窓口には料金を払い込む人が長蛇の列を作ります。払い込みも非常に簡単。窓口には小さな紙切れが沢山用意されている。それもチャンとした紙ではない。反故の裏みたいな。それに電話番号を書いて渡すと、係がコンピューターのキーを叩く。立ち所に料金が画面に出て、同時にプリンターがジーッと鳴り、領収書ができあがる。係はお金と引き替えにそれを寄越す。家に帰れば、電話は既に正常になっている。そういう仕組みになっています。
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