フライトが消えた
厦門空港

Date: Fri, 30 Aug 2002    古代人@厦門です。

 友人(中国人)が「来い来い」と矢の催促。一泊で深センに行って来ました。以下、行きの厦門空港でのこと。要は、ローカル線のフライトは突然消えることがある。ご用心という話です。

 9:50発深セン行CZ3550。間もなくboardingの時間。周りの人が席を立ってどこかへ行く。ふと見ると、待合室の電光掲示板から「深セン」の文字が消えている。私、本読んでいてアナウンスよく聞いてなかった。慌てて係の小姐に「どうしたの?」と聞いたら「没有了!」という答え。

 なんだかよく分からんままに、チェックインカウンターまで戻り事情を聞くと「ディレイだ。いつ飛ぶか分からない」と言う。しょうがない。次の11:55発に切り替えろと要求。係は別のカウンターに飛んで行ってはくれたものの、帰ってきて「もう満席だ」。そして、ディレイのCZ3550は多分、11時には飛ぶと言って、新しいボーディングパスを寄越した。

 その言葉を信用して、また元の待合室に戻りました。11時になっても何の音沙汰もない。そのうち次の11:55分発のboardingが始まった。そちらの客が乗り終わったところで男の社員が来て、我々残りの客のチケットを集めている。何だか分からんから、対面の椅子で文庫本を読んでいた男性に「失礼ですが日本の方でいらっしゃいますか?」と声をかけ、「あれ何だか教えてください」。

 「あれは7席残っているから抽選する、ということなんですよ」と教えてくれ、私のチケットを取って抽選対象に入れてくれました。残っていた客は20人くらいでしたか。結果、私は抽選に外れその男性は当たり。係員に流暢な中国語で私のことをケアするように言ってくれ、「会議があって急いでいるので済みません、お先に」と乗って行きました。

 横道に逸れますが、このときの飛行機は今時珍しいプロペラが付いているものでした。ターボプロップ機ですかね。

 結局、13時発の次の便に、残った20人マイナス7人は全員乗れました。後で冷静に考えてみたら、CZ3550は乗客が少ないので欠便(飛ばさなかった)にしたんでしょう。飛ばすと損するから。最初、乗機口にいた係の「没有了」という答えが事実を正確に伝えていたんです。

 アメリカではよくあることと聞いていましたが、自分が中国でこういう目に会うとは思ってもいませんでした。都合4時間半、空港に滞在したことになります。

教訓: 次の予定(例えば帰国便に乗り継ぎ)との間に余裕が無いと、こういうハプニング
    に出会ったらエライ目に会います。私は別に急ぐ用ではなかったからよかったで
    すが。

Date: Sun, 01 Sep 2002 01:03:58 +0900

 NAGANO-Tさん Karinpoさん 井上@上海さん 今晩は。古代人です。

 <Karinpoさんwrote>
>空港では、同じ行き先の中国人の動向を観察するのが有効な手段です。その人達
>の動きを見れば、何となく動静がわかります。

 <NAGANO-Tさんwrote>
>   はい、まわりの方々がザワザワし始めたら要注意ですネ。


 ホント、そのとおり。私もそれで気が付きました。

 この前の投稿では省略しましたが、他にも面白いと感じることがありました。それは何かと言うと、「融通無碍」と「杓子定規」の同居ということです。

 待合室からチェックインカウンターまで戻るには、セキュリティーチェックのゲートを逆に出なくてはなりません。到着客のルートもありますが、そこを通ると空港建設費の50元が戻らない惧れがある。そのため私は敢えてセキュリティーゲート逆走ルートを選びました。

 逆に来る客はまずいない。おそらく何か言われるだろう。そう思って、何か言われる前にこちらから一番偉そうな感じの男を掴まえ、ボーディングパスを振りかざし「ツィー個没有了。我想去チェックインカウンター」と中国語、英語ちゃんぽんで一言。相手は怪訝な顔をしていましたが、繰り返したら分かったとみえて、それからが面白かった。

 この男は「ああだこうだ」なんて一切言わなかった。黙って私の持っていた建設費領収の半券を取り、これからチェックを受ける為に並んでいた客のまだ半券になっていない新らしい建設費票と交換した。いきなり取り替えられちゃった男は唖然、呆然として何か抗議していました。

 さて、チェックインカウンターで適当に誤魔化され、新しいパスを渡された私は再びセキュリティーゲートに。今度は女性の係員が怪訝な顔。チケットの控えと新しいパスとが合致しないから。私に激しく何か言う。幸いさっきの男がスキャンの機械を操作していたので、私は彼を指差して「問他」と言った。彼女は彼に何か聞いた。彼はこちらをチラと見るなり、首を中に向けて振った。それで忽ちOK。「どうぞ」と通された。彼がいなかったらどうなっていたか。

 個々には「職務に忠実」と言えばまぁそうなんですが、横の連携は取れていない。つまり、boardingの係は「キャンセルになったよ」だけ。チェックインカウンターの係は適当な出発時間のパスを発行するだけ。セキュリティーの係はイレギュラーなパスは通さない。おそらく各部署に、キャンセルがあったなどという情報は流されていないんでしょう。或いは頻繁にあることなので、一々流さないのかもしれない。いずれにせよこういう条件下では、おとなしくしていたら何も解決しない。

 例えばこのとき、お昼時に社員がカートに弁当を積んで持って来た。私は本を読んでいて気がつかなかった。他の客が弁当をパクついているので気がついた。そこでカートの所まで行って社員に「オレの分寄越せ」と言ったら「ボーディングパスを見せろ」と言う。順序が逆じゃないか。本来なら社員は待っている客一人一人に配るべきです。しかしそれをしない。私が黙っていたら、余ったのはどうするつもりだったのだろう?  兎に角ここでは、ダメモト精神で何でも主張しなければいけない。元来虫も殺せない男?だった私も、この数年間の中国生活で鍛えられたような気がします。

 ところでこの弁当、ホカホカ御飯に菜の味付けもよく、なかなかのものでした。

 <Karinpoさんwrote>
>午後の中途半端な時間帯だったので、弁当の配給は無し。結局2時間半、ひたすら
>待たされました。

 <NAGANO-Tさんwrote>
>  武漢空港での昼食支給は発砲スチロール入りぶっかけ飯でした。食べ損なった
>  karinpoさんに是非差し上げたかった。いや〜、なかなかの味でしたヨ。
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