中国(人)の不思議
昼寝

 ある若いメンバーの方が初めての中国旅行での感想を投稿されました。これから旅行される方のご参考になるかと思い、ここに掲載します。


 Date: Sun, 10 Nov 2002   Subject: Re: 中国(人)の不思議

 トオルさん 今晩は。古代人です。私の見方をコメントさせていただきます。
 
>(1)ミニバスの運転手は公務員?
> 街中をよく走っているミニバス、あれは市(県)営? そうすると、あの運転手と車掌
>は公務員なのか? そんな疑問を感じつつ、ミニバスにのっていました。民間だった
>ら、企業名ぐらいバスに書いているでしょうに。

 あれはそもそも公営だけだとサービス精神ゼロ。横柄でしょうがないから・・・ということで、確か後から民間の参入を認めたのだったと思います。ですから正面には公共汽車と書いてありますが、実態は私営でしょ。

 先月永定土楼へ行った帰りにこの小型バスに乗りましたが、国道の料金所の前で横の小道に入った。誰か小便でもするのかな? と思っていたら、凸凹の田圃道を通って料金所の先へ抜けました。つまり料金所をパスしたわけ。一体その料金は幾らだ? と聞きましたら、「15元」という答え。15元節約の為にそういうことする。そういう点から見ても、公営とは言えませんね。
 
>(2)切符売場に割り込むひと
 (注)ここは後の「中国雑記帳20・割り込み」をご覧ください。

>(3)同じ港でもジュースの値段が違う!
> 奉節でも白帝城でもそうですが、一番上の売場では3元だったオレンジジュース
>(500ml)が、一番下にいくと5元になっているではないか。白帝城に入る前の商店
>で3元だったものが、白帝城の中に入ると10元と言われたときもびっくりしたが。
>  まー、よくある観光地内での値段ふっかけですが、しかし3倍以上になるとは!
>値切って7元までしたが、10元札を渡したのがまずかった。おつりは2元しかなか
>った。


 買わないが一番の防衛策。買う人間がいるから高くなる。

>(4)つばをはく人たち
> 男性は「カー、ペッ」という光景はよく見たが、女性でも同じようにつばを吐く人が
>いてびっくり。しかも、若いかわいらしい娘まで!ちょっと幻滅。
>確かにほこりっぽくて器官が少しやられているのかもしれないが、街のいたるところ
>は「ガー、ぺっ」ですね。

  ケ小平さんはサッチャーさんと会談中にこれをやって彼女の度肝を抜いた。この
「カーッ ペッ」で香港が無条件で中国に返って来たんです。

>(5)やたら態度がでかいやつ
> これは奉節の港ですが、船の切符販売員連中の態度のでかいこと。船の着船前
>5分前にならないと、埠頭までいかせてくれない。しかも、その断り方、言い方が、
>「お前何様やねん!」といいたくなるような態度。これは、俺に限らず、どんな方にも
>もそうしていましたが。しかも、やたら切符きりをしている人の数が多い。キミたち、
>そこで一日何をしているの、といいたくなるような感じですね。


 売って「やってる」んですよ。「嫌なら買うな」ってこと。昔国営企業だった単位ほど昔の習慣が残っている。それと競争相手が無い所。

>(6)とにかく人が多い
> 港とかにも特に用事もないのに、ぼーっとしているひとが沢山いる。奉節の港では、
>長渕剛似のおっちゃんが、ぼーっと座っている。後ろから「ピーピーピー」と歌が流れ
>てきそうな雰囲気。それに限らず、とにかく何をしているのかわからない人が多すぎ
>る。あの人たちは失業中なのでしょうか?もちろん平日です。

 人口が絶対的に多いから、自然にそうなりますよね。

>(7)なんでも道路に投げ捨てるタクシードライバー
> 道を何だと思っている!車に灰皿ついているのに、タバコのポイ捨て当たり前。
>それにとどまらず、タバコの空箱やいろんなゴミなんかも、平気で道路にポイポイ。
>いくら国土が広いからといって、それはアカンやろ。私も愛煙家ですが、マナーは
>守っているつもりです。そんな中国でも、携帯灰皿持っていっていました。


 これは日本と発想が違う。日本では守られているかどうかは別として、公共の場所は汚してはならない場所です。しかし中国では、公共の場所、特に商店の前の道路は、商店のゴミ捨て場なんです。鉄道線路の脇は、列車のゴミ捨て場なんです。だから、それを咎めたら「頭おかしいんとちゃう?」って思われること必定。

> とにかくひるんだら終わりです。常に強気でいかないとどこにも行けなくなってしま
>いますね。


 それはそのとおり。気に食わないことがあったら怒鳴る。中国語でなくても構わない。日本語だって片言の英語だって構わない。取りあえずオレは怒っているんだぞ! と見せることが第一。まぁ早い話、気合ですね。

 周囲に気兼ねして生きて来た日本人と違い、他人に立ち遅れたら生き残れない過酷な歴史を生きてきた人たちです。日本人と違って当たり前。 というのが私の見方です。ご意見お聞かせください。


 Date: Wed, 13 Nov 2002   Subject: Re: 中国(人)の不思議

 トオルさん 今日は。古代人です。

>今はミャンマー出張中で、返信が遅れたことをお許しください。

 いえいえ、仕事第一にしてください。ミャンマー? いいですね。私まだ行ってない。
一度行きたいですね。

 私、実際に足を踏み入れたのは98年ですが、それまでの長い間、中国には関心を持っていまして、旅行記などを随分読みました。それらの本のどれにも必ず「没有」が出てくる。「没有」の嵐。また、外国人には外フィ(字が化けますのでカナにします)券という何でも買える通貨。それを欲しがる中国人・・・という話も出てくる。要するに、欲しい物を手に入れるのが大変だったということ。今でも長距離快速列車の券(特に寝台)なんて、発車前に行ってすぐ買えるなんてことありませんよね。ダフ屋から買うなら別ですが。

 以下はその頃に新聞で読んだ話です。

 日本の化粧品メーカー(たぶん資○堂では?)が初めて中国に進出したとき、宣伝の為新聞に「先着千人様に無料で商品(確か口紅)を提供」と広告を打った。そしたら当日、その広告を手に何千人という人がデパートの入り口に殺到し、押すな押すなで入り口の大きなドアがミシミシと壊れそうになった。これは大変ということで、早めに開店し交換を開始したけれど、用意した千個なんてアッという間に無くなった。「これで終わり」と宣言したところ、残った何千人が怒ってあわや暴動に。已む無く整理券を発行して後日来てもらうことにした。中国人に「タダで」なんて宣伝をしてはいけないと、後で中国人識者に忠告されたそうです。

 これ私、馬鹿にして言ってるんじゃないんです。日本人だって新聞折込のチラシをマメに見て出かける人いますよね。言いたいことは、「総じて皆さん利に非常に敏感だ」ということです。
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