ちまき・菖蒲 MLでやりとりされた粽の話です。最初話題を提供したのは岩橋@蘇州さんでしたか。粽は各地にありますが、中国では浙江省・嘉興のものが有名です。

 2003/06/03 11:00 

 井上@打浦橋@上海さん 岩橋@蘇州さん 
皆さん 今日は。  古代人です。
肉ちまき
ウオルマートで2元のちまき。豚のバラ肉と豆が入っている。私は1個で満腹になる。
 <岩橋さんwrote>
>> 呉の人々は彼の死を悼み、この日に笹の葉で米を包み、 ひもで結んで長江に流した。 これが粽の起源という説ですが、定かではないようです。


 彼というのは呉の宰相伍子しょ。呉王夫差に諫言して疎まれ自裁を命じられた。
ちまき各種
量り売りの粽各種。鮮肉、豆沙、蜜棗、蛋黄、紅豆、桂元に読めない字[石+成](手前)も。

 <井上@打浦橋さんwrote>
>呉と越の話から生まれた習慣なんですか・・?  そういえば、昔、読んだか聞いたかしたことあります。

 百科事典を覗いてみました。

 粽は端午の節句に用いる中国の風習がそっくりそのまま日本に来た(平安前期)のは確かですが、起源はベキ羅の淵に投身した楚の屈原の霊を慰める為、竹筒に米を入れて命日に川に沈めたのが始まりだそうです。

 笹の葉に包むなどはその後の変化では? 「ゴ・シショを悼んで・・」というのは屈原の前例を踏襲したのでしょう。

>それにしても、江南地方のモノばかりのように思えます。粽の中身の「もち米」やそれを包む「笹の葉」も。

 雲南にもありそうな感じですね。中国から外れちゃいますが、この際日本の粽はどうかと調べて見ました。

やはり粽と一言で言っても、地方によっていろいろ違うようで・・・。
ちょっと列記してみます。

  ちまきは地方によりその材料、包み方、調製方法に変化が多く、用いる日も必ずしも端午の節供ばかりではなかった。ちまきの名は、もち米をチガヤの葉で三角形にくるみ、イグサでくくって、灰汁にひたし、蒸したことに由来するが、地方により異なる。

 笹巻き    山形・秋田地方  正月
         島根         半夏(はんげ)の日
         長崎・五島     盆の15日
 ダイゴロウ 佐渡         田植えの日
 鬼餅     沖縄         12月8日

まだ形状、包む材料、中身などについて地方により異なると実例が延々と書かれていますが、長くなるので省略します。いずれにせよ「植物で包み」「神供」に用いる点で共通、となっています。

 私幼少のみぎり、鹿児島に居たことがありますが、あそこのは「あくまき」と言いまして竹の皮に包み、短冊型でした。「神供」というよりも「兵糧(野戦食)」という感じでした。     

 <井上@打浦橋さんwrote>
>それに菖蒲ってのは、北方にはないように思えますが、どうなんだろう・・・。どうしても、温暖な地域の水のあるところに育つ植物なのかなと思えるんですが。

 サトイモ科の常緑多年草。池の縁や河岸などの湿った所に生える。「菖蒲」の字が当てられているが、これは漢名ではセキショウを指している。

(中略)

 古くはアヤメと呼ばれたが、現在、花を観賞するアヤメとは全く別種である。

(中略)

 千葉、茨城、福島、北海道などから産出する。

 その他、風呂に入れるとか酒に入れるとか、屋根に投げかけるとか枕の下に敷くとかいろいろ書かれていますが、長くなるのでこれも省略します。

 以上、ご参考まで。
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