日本の歌曲

2003/12/17 13:32 :「蘇州夜曲」の中国語版

 MLの皆さん、こんにちは、井上@打浦橋@上海です。

 先ほど、NHK・BSで、「地球ウォーカー・上海編」を見ました。今日は上海の二胡奏者が取り上げられました。

 上海編はいつも、上海出身のアミンさんと言う方が、案内役として登場します。番組の最後に、このアミンさんが二胡の演奏にあわせて、歌をうたいました。よく聴いたメロディーですが、一瞬、なんだったっけ?と思いました。しかし、スグ、ああ、なんだ「蘇州夜曲」だと、分かりました。中国語で歌っていましたので、中国の曲かと思ってしまったんです。

 ところで、この「蘇州夜曲」の中国語版、ご存知の方いますでしょうか? なんか知りたいですね、中国語の歌詞を・・・。


 井上@打浦橋@上海さん、皆さん、こんにちは。lingmuです。

 この曲、個人的には好きな曲(純粋に楽曲として)なのですが、中国本土では「禁じられた歌」だと思っていました。以前は、?侵略者の歌?としてタブー扱いになっていたと思います。

 他に『何日君再来』とか『上海の花売娘』なんかも同様の扱いでした。『支○の夜』は今でもタブーかな?

 劇団「四季」の『李香蘭』が北京で上演されたり、状況は変化しているようですね。

 余談ですが、台湾の本省人のお年寄りは、日本の軍歌とか『九段の母』とか実に屈託無く歌います。


 Date: Wed, 17 Dec 2003

 lingmuさん 井上@打浦橋@上海さん 皆さん 今日は。古代人@厦門です。

 「中国人の親切」についてlingmuさんや井上さんのような中国大先達に共感を頂いて喜んでおります。ところで、日本の歌曲のことですが・・・。

>この曲、個人的には好きな曲(純粋に楽曲として)なのですが、中国本土では
>「禁じられた歌」だと思っていました。以前は、”侵略者の歌”としてタブー扱いに
>なっていたと思います。


 タクシーに乗っていましたら、なんか聞いたことがある歌が。確かラジオだったと思います。乗っている間は題名を思い出せなかった。降りてからハッと気が付いた。「流転」です。「どうせ一度はあの世とやらへ・・・」という、ニューギニアで戦病死した上原敏でしたか(名前違っているかも知れません)が最初歌った歌だったと思う。その後、東海林太郎も歌っていましたね。それを8ビートくらいのロック調で、しかも中国人が漢語で歌っているので、すぐにはピンと来なかった。いや、驚きました。こんな古い歌を中国人が歌うなんて。しかも放送で。放送じゃないとしても、少なくともCDにはなっているわけです。

 まだあります。家内が来てから、毎日ではありませんが、ホテルやまぁちょっとしたレストランで食事します。何しろ小吃店はダメということなので、外食となるとそうなっちゃう。で、前が入江の公園で大変眺めの良い金雁ホテル(四星・厦門航空の経営)というのがありまして、そこへお昼を食べに行った。そしたら、美空ひばりやら橋幸夫などをずっと流していました。日本の演歌ばかり。

 厦門は台湾系の店が多い。そういう店に入りますと、例えば「誰か故郷を想わざる」なんて懐メロがさりげなく流れていたり。調べたわけではありませんが、そういう日本の昔の歌を禁止するという措置は取られていないのではないでしょうか。それと、ここの人達には日本の演歌調が受けると思われる節があります。と言うのは、ヨナ抜き音階というんですか。正に演歌的な曲がスーパーなんかでよく流れています。今はジングルベル一色になっちゃいましたけれど。

 話は変ります。この前授業で、「簡単」は漢語で「チェンタンだったね」と言いましたら、ミン南語では「簡単」と「世界」は日本語と発音が同じなんです・・と生徒に教えられました。私、そんなこと知らなかった。いろいろあるものですね。


 lingmuさん、古代人@厦門さん、今晩は、井上@打浦橋@上海です。

 私、アメリカン・ポップス、でェー好きなんです。もう、ニール・セダカ、ポール・アンカ、コニー・フランシス(いずれもイタリア系)。

 ですから、日本のグループサウンドとか、日本の四畳半フォークってのが、どうもイマイチ、ピンと来ないんです。

 でも、そんな、私でも、田端義男(字があってるかな?)は、イイですね。でもって、田端さんとは関係ないんですが、「南の花嫁さん」・・・これが、イイんですわ!!

 なんてったて、おおらかで、大陸的で・・・。「おみやげが籠のオオム」だってんですから、訳がわからんですが、なんとなく、イイなあ〜〜〜と。

 この曲を、中国で、大昔、あるいは、その後も、何度か各地で聞いたとき、おお、日本のメロディーが流れてる、などと思ったんですが・・・。ところが、2・3年前、ネットサーフィンをして、この曲が、中国の曲だってェことが分かりました。やっぱ、そうか、そうだろうな、などと、思ったものでした。

 以上が前置きです。随分、なげェー、前置きだだなァー!!

>  タクシーに乗っていましたら、なんか聞いたことがある歌が。確かラジオ
> だったと思います。乗っている間は題名を思い出せなかった。降りてからハッ
> と気が付いた。「流転」です。「どうせ一度はあの世とやらへ・・・」とい
> (後略)

 この関連で行きますと、私が2・3年前、良く耳にしました「裏町人生」・・・・・・これも、同じラインなのかと。でも、これは、タクシーの中ではなくて、早朝のおばさんたちの・・踊りと言うか、運動と言うか・・・そういうときに、カセットから流れていたメロディーなんですが・・。

>  (前略)
> テル(四星・厦門航空の経営)というのがありまして、そこへお昼を食べに行っ
> た。そしたら、美空ひばりやら橋幸夫などをずっと流していました。日本の演
> 歌ばかり。


 たぶん、これは、古代人さんが住まわれている地域は、台湾の影響が強いところで、その関係で、美空ひばり、橋幸夫なのかと。

>  厦門は台湾系の店が多い。そういう店に入りますと、例えば「誰か故郷を想
>  (後略)


 やっぱ、台湾、そのものなんじゃないんですか。台湾のものって、演歌調のものもあるのかと思っています。この辺は、lingmuさんに、お任せします。

> ・・・、ミン南語では「簡単」と「世界」は日本語と発音が同じなんで
> す・・と生徒に教えられました。私、そんなこと知らなかった。いろいろある
> ものですね。


いや、いや、
司馬さんの「街道をゆく・中国・ビンのみち」に書かれていたことですが・・
「人民解放軍」の読み方は普通語では「レンミンジェファンヂュン」だが
福建語では「ジンミンカイフォングン」と発音するんだ、ですって。



 古代人@厦門さん、皆さん、こんばんは。lingmuです。

 私の父が上原敏が好きで、家に2枚組のLPがあります。子供の頃よく聞かされていましたので、「流転」のほか、「裏町人生」「妻恋道中」「流砂の護り」「おしどり道中」「上海便り」なんか、私のカラオケレパートリーになってます。台湾にいたときは重宝しました。本省人の年配者に受けるのです。


>  厦門は台湾系の店が多い。そういう店に入りますと、例えば「誰か故郷を想
> わざる」なんて懐メロがさりげなく流れていたり。調べたわけではありません
> (後略)


 明らかに台湾経由の文化の移転ですね。それくらい台湾では軍歌や軍国歌謡も含め日本の歌が歓迎されてましたから。戦後も美空雲雀(そう表記しました)、橋幸夫、美川憲一、小林アキラ、五木ひろし、なんか人気がありました。

 日本の歌をパクッテ、北京語や台湾語の歌詞をつけたもの(著作権無視で)も多く、中には台湾の歌と信じられているものすらあったほどです。

 尚、中国においても日本の歌の総てが禁止だったわけではなく、昴や北国の春なんかは以前から公認でした。禁止されていたのは戦時中の侵略のイメージとかぶるものに限定さてていたとは思います。
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