04.05.01  名前の読み方

 これは私が参加しているML・China上の議論を基にしたものです。下が私の投稿です。


<ZHENLIさんwrote>
 中国人のお名前を「日本風」に読み、朝鮮人のお名前は「朝鮮風」に読む習慣が定着していますが、かねがね、何故中国人に対してはこのような「無礼」な呼び方をするのか不思議でなりません。 加えて、英文で中国名を読むとき、例えば「胡錦濤」さんはHU JINTAOで在り、決してKO KINTOUとは記しません、「陳水扁」さんはCHEN SHUI−BIANで在り、決してCHIN SUIHENとは記しません。 日本の報道屋さんとか政治屋さん達は「朝鮮人」はおっかないので真面目に呼び方を忠実に守り、中国人は「優しい?」ので日本風の呼び方に甘えているのか? いつも、英文で中国名を読んだとき、それをその都度「漢字」に置き換え、「日本風」呼び方に「置き換え」複雑怪奇きわまりないと言うのが、私の平素の不満でもあります。

<鈴木弘一郎さんwrote>
> 日本では中国人のお名前を「日本風」に読み、朝鮮人のお名前は「朝鮮
> 風」に読む習慣が定着していますが、かねがね、何故中国人に対してはこのような
> 「無礼」な呼び方をするのか不思議でなりません。


 中国人だって日本人の名前を呼ぶときは基本的には「中国風」に読んでいるので「無礼」はお互い様でしょう。
 韓国朝鮮人の名前を「朝鮮風」に読むのは、韓国朝鮮人の側も日本人の名前を「日本風」に読んでいるからです。




 古代人です。市井の隅っこというちょっと違った角度から一言。

 相手方の読み方で読まないと失礼か、失礼でないかというお話。政府間のレベルと個人レベル、更には字と発音の違いなど、細かく言うとなかなかに難しく、皆さんの投稿を拝見するたびに「オオそうなのか」、「なるほど」、「?」などなど、都度異なる反応。で、しめてみると、結局どう考えればよいのかよく分かりません。

 私は今、中国の人達に日本語を教えています。始めてからもう5年くらいになりますでしょうか。生徒の名前をどう呼ぶか。日本語読みで呼んでいます。

 最初はここの読みで呼ぼうと試みました。ところがこれはすぐ挫折。何故かと言いますと、私の発音が悪い。瀧さんもおっしゃっていますが、q,c,z,tやs,xの区別ができない。次ぎに四声がまるでダメ。ですから極端なことを言うと、私は「張さん」と呼んでいるつもりなのに張さんは知らん顔で、銭さんが「ハイ」と返事したりする。
 
 で、仕方がないから、ずっと日本語読みで通しています。でもこれも万全とは言えない。ご存じのとおり日本語は音素数が少ない。そのため同音異字が多い。例えば「何さん」と「柯さん」。「洪さん」と「耿さん」。呼ぶと二人同時に反応します。時には二人とも反応しない。それは一時的に自分の日本語読みを忘れているからです。傍から突つかれて慌てて「ハイ」と言う。

 そうなると、母語読みと日本語読みと効果において大差はない。ならば郷に入らば郷に従え。母語読みにすべきかとも思うのですが、肝心の生徒達は日本語読みの方がいいらしい。抵抗はないようです。むしろ、クラスのスタート時に自分の姓名の日本語読みを知りたがります。まぁ自発的に日本語を学びに来ているわけですから、日本が嫌いなわけはない。みんな日本をよく知りたい、またはいずれ日本へ行きたいのです。日本語読みを教えると、とても喜びます。一方、生徒は私をどう呼ぶか。これは簡単。「センセイ」です。

 以上、日本語学級という限られた空間の話です。当然これが一般的とは言えません。ですが、一般人と交流していて感じること。中国の人はあまり細かいことに拘らない。どこの国の誰だって、自分の名前を間違えて呼ばれて気持ちがいいわけはない。でもここの人達は私の発音が変でも、「外国人だから」と大目に見てくれているようです。これは私、中国の人の美点だと感じています。
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